「Leftton」は、エクスプローラ/Internet Explorer用のマウス操作補助ソフト。ウィンドウ左側にポップアップ表示されるコンパクトな操作用ボタンから、ディレクトリやURLの移動をすばやく行える。

「Leftton」を起動した状態で、エクスプローラまたはInternet Explorerのウィンドウ左側にマウスポインタを移動させると、「Ｘ」「←」「→」の小さなボタンが表示される。それぞれをクリックすることで、「終了」「戻る」「進む」の操作を行える仕組み。

位置はウィンドウ左端であれば、上から下までどこでもよい。ボタンを表示させるには、マウスポインタを少し左にスライドさせるだけでよく、上部のツールバーまでポインタを移動させなくても、すぐに操作を指示できる。アクティブウィンドウだけでなく、背後のウィンドウで同様の操作を行った場合もボタンは表示される。

ウィンドウ左側にポインタを持っていかない限り、ボタンは表示されない。エクスプローラ（フォルダウィンドウ）/Internet Explorer限定で、他のアプリケーションの利用時には反応しない。

「Leftton」は、特に多機能だったり、派手な機能を備えているというわけではないが、「終了」「戻る」「進む」という三つの基本的な操作をマウスだけで簡単にすばやく行える。基本的な操作のみに絞られているので、動作はとても軽い。ちょっとスペックの落ちたパソコンでもサクサク利用できる。

基本的な操作のため、あまり意識することはないが、ちょっとしたマウスの移動距離でも積もり積もって大きな負担となっていることも。一度この操作性に慣れてしまうと、手放せなくなるユーザもいることだろう。

ネット上を巡回中は同じ動作を繰り返ししている。

ページを開き、新しく開いたウィンドウを閉じ、戻る。

ページを開き、新しく開いたウィンドウを閉じ、戻る。

一番良く使う「閉じる」と「戻る」ボタンがもっとマウスの近くにあればいいのに。

う〜ん…………………………。

開発中に苦労した点
苦労したのは、動作するのがIEとエクスプローラのウィンドウ上と限定にした点。マウスカーソルの下にあるウィンドウが「何か」を検知する方法を見つけるのに苦労しました。一度、見つけてしまえば簡単なんですけどね。該当するAPI（Windowsが提供している関数）を四つくらい組み合わせて作りました。

ユーザにお勧めする使い方
シンプルなだけに、お勧めするような使い方はありません。でも、慣れてくると手放せなくなります

今後のバージョンアップ予定
とりあえず、これが最終形ではありません。もっと楽な方法があれば、今回の方法を全面否定して、まったく別の観点から同じようなツールを作るかもしれません（バージョンアップじゃないな）。