「徒然MyPlan」は、3種類の表示モードを持つスケジュール管理ソフト。グループやクラス（重要度）で予定を分類することが可能。グループ/クラスごとに表示させられる。予定時刻が近づいたときのメールによる通知やパスワードによる保護、日記ソフトとの連携などの機能を備える。

「徒然MyPlan」では、

• 3ヵ月分の予定を一覧表示する「カレンダービュー」
• 見開きで2週間分のスケジュールを確認できる「ノートビュー」
• 15分単位でスケジュールを表示する「タイムビュー」

スケジュールは、開始・終了時刻を15分単位で指定できる。開始時刻が近づくとメールで通知してくれる機能もある。通知タイミングは、最短「5分前」から最長「1日前」の7パターンから選択できる。

スケジュールは「グループ」「クラス（重要度）」で分類できる。グループは最大10個まで設定でき、グループで絞り込んで表示させることが可能。クラスは6段階が用意されており、スケジュールはクラスごとに色分け表示される。「ノートビュー」では、スケジュールをクラスごとに一覧表示させることも可能だ。

1日あたりに設定できるスケジュールは最大7件。複数日にまたがるスケジュールの設定も可能だ。また、メモ機能やメールで他のパソコンにデータを送り、スケジュールを共有することもできる。さらに、スケジュールをテキストファイルにエクスポートしたり、バックアップ/リストアしたりといったことも可能だ。

ToDo画面は、横軸に日付、縦軸に「行動予定」が配されたガントチャート形式。予定日は「この日」「おおよそ」「最終日は正確」「未定のため暫定」「適宜」といった種別を指定することが可能。さまざまなケースに対応できる。行動予定には三つの入力ボックスが用意されている（入力後の画面にはこれらが“「」”で繋がれて表示される）。それぞれ履歴が取られており、再利用することも可能だ。

そのほか、行動予定の並び順を指定したり、画面に表示する予定を「完了済みToDoは表示しない」「明日以降のみ表示」などと絞り込んだりもできる。

操作もわかりやすく、スケジュール欄のダブルクリックで入力画面が現れたり、ドラッグ＆ドロップでコピーができるなど、直感的な操作が可能。時刻もコンボボックスからの入力になるので、マウスだけで操作を行うことができる。これは逆に15分刻みでしか入力できないことにもなるのだが、このあたりは好みの問題だろう。

個人的に気に入ったのは、ToDoの予定入力のやり方。三連の入力欄はなかなか使いやすく、しかも、それぞれに履歴が保存されて再利用できるのは大変に便利だと感じた。ToDoで予定日を融通の利く区分けにできるのもよい。

動作は軽快で、扱っていて気持ちがいいのだが、ポップアップの感度がよすぎるのか、ポインタを動かすと次々にポップアップが開くのは、ちょっとうざったく感じる人もいるかもしれない。このあたりはもう少し工夫されてもいいかなと感じた。

開発中に苦労した点
ひと口に「スケジュール管理」といっても生活環境、仕事の内容に応じて人それぞれ、その内容はさまざまです。そのため、できる限り多くのみなさまに受け入れていただける「スケジュール管理」とはどういうものなのか、それを検討し、仕様を決める段階が一番苦労しました。

ユーザにお勧めする使い方
単なる忘備録から、時間単位の細かなスケジュール管理、またToDoリスト機能による本格的なアクション管理まで、さまざまな機能を装備していますので、お望みの使い方が可能です。また、「徒然Diary」と連携していますので、MyPlanに登録したスケジュールを「徒然Diary」上で利用することもできます。

今後のバージョンアップ予定
ユーザのみなさまのご要望に応じて、適宜バージョンアップを行っています。

その他
できる限り新しいバージョンをお使いいただくため、バージョンアップは無償とさせていただいております。