依頼されたアイテムを「錬星」という技術で合成し、お金をためるシミュレーションゲーム。錬星の順番などにより、さまざまなイベントが展開する。「プチ種」は、星を操ることのできる「錬星術士」が存在する世界を舞台にしたシミュレーションゲーム。主人公の青年・オールトも錬星術士のひとり。自分で作った「住み星」でのんびりと暮らしていたが、ある事情からお金が必要になり、依頼をこなす日々がはじまる。
プレイヤーは青年オールトを操作し、(1)依頼人が指定する「ほしいマテリアルリスト」からアイテムを選択し、(2)アイテムを作るために必要な素材を「収集」メニューで手に入れて、(3)アイテムからマテリアルを作り出す「錬星」を行う。この手順で作り出したマテリアルを依頼人に納品し、依頼人から対価をもらうのがゲームの基本だ。依頼をこなしてゆくと、さらに難易度の高い依頼が提示される。「プチ種」では、一度合成した依頼マテリアルは二度と作れないため、作成すべきマテリアルの難易度はどんどんと高くなる。
錬星で使う素材を手に入れるには、「収集」メニューで星を探索する。「収集」は1回につき1日の時間と、一定額のお金が必要。残金が0になると「収集」ができなくなり、マテリアルも作れなくなるので、即ゲームオーバーになってしまう。
ゲームの最大の目的は、「残り日数(初期設定では360日)」以内に、指定された数のマテリアルを合成すること。指定数のマテリアルを作成する前に「残り日数」がなくなるとゲームオーバーになる。「残り日数」がある状態で「指定数のマテリアルを作成」できた場合は「総決算」コマンドが表示され、いったんエンディングを迎える。総決算後は、お金や終了済みの依頼、主人公のレベルを次のプレイに引き継いで、さらにプレイを継続することが可能だ。
プレイヤーは、マテリアルを生成するためにひたすら「収集」を行う。最初は「ひとつのアイテムを8個」といった素材集めだが、ゲームを進めてゆくと「3種類のアイテムを300個ずつ」など、依頼内容の難易度がどんどん高くなる。受けた依頼は一定期間内に達成する必要があるため、どうしても「レベルアップ」が必要になる。
最初は1回の「収集」で1個のアイテムしか手に入れることができないが、レベルアップすることで、1回に収集できるアイテムの数を増やせる。また、合成するマテリアルには「練星に必要なレベル」が決まっており、アイテムが揃ってもレベルが低いと練星ができないこともある。レベルを上げるには、「収集」を行ったり、練星を行ったりして経験値を稼ぐほかにも、「特殊アイテム」で一気にレベルアップする方法も用意されている。
ただし、気をつけないといけないのが、「マテリアルの素材となるアイテムの数は、主人公の依頼達成度とレベルによって増加する」という点。このため、アイテム収集時に何度もレベルアップすると、「『いざ練星!』というときに、必要な素材アイテムの数が増えていた」ということもある。ここで日数を無駄にすると、依頼期限に間に合わなくなることもあるので、注意が必要だ。
「プチ種」では、「素材を収集」「マテリアルを錬星」「お金をもらう」という行為を繰り返してゆく。この単調な作業に華を添えているのが、個性的なキャラクタたちの存在だ。最初は、商店街の依頼仲介業者・イリーナとのやり取りのみだが、特定の条件をクリアすることで、依頼人が次々と増えてゆく。もちろん依頼人によって依頼されるマテリアルは異なる。ある依頼人の依頼が難しくなってきたら、別の依頼人の依頼を受けるのも手だ。
「マップの開発」も重要なポイント。「収集」メニューでは、8×7マスに分割されたマップを探索することが可能。ただし、探索できるのは「一度行ったことのあるマス」か「依頼内容に提示されているマス」のみ。作りたい「マテリアル」があっても、その素材が埋もれているマップのマスが開発されていなければ、(レベル的には十分でも)錬星することは難しい。どの依頼者がどのマスを開けるかは、依頼内容で確認できる。ゲームを有利に進めるためにも、できるだけ多くのマスを開いてゆきたい。