用紙の横幅一杯に文書を印刷するためのソフト。ユーザの指定した1行あたりの文字数から、印刷時のフォントサイズなどが自動計算される。「Text2Prn」は、ユーザの指定した「1行に印刷する文字数」に合わせて、フォントサイズが計算・調節される印刷用ユーティリティ。指定テキストファイルまたはクリップボード上テキストの横書き印刷に対応する。段組印刷も可能。行単位での範囲指定印刷も行える。
印刷時に文書量を加減する際、テキストエディタやワープロソフトでは、フォントサイズで指定するが、「Text2Prn」では逆のアプローチを取る。ユーザが指定するのは「1行に印刷される文字数(および行数)」。文字数からフォントサイズが自動計算され、用紙の横幅一杯に印刷できるようになる。1行あたりの文字数を増やせば、印刷時のフォントサイズが自動的に小さく設定される仕組み。
段組印刷にも対応する。最大9段組印刷までを行うことが可能で、段組印刷の場合も1行文字数と段組数からフォントサイズが自動計算される。そのほか、フォントサイズを固定して印刷することもできる。
操作は簡単。ユーザは、印刷したいファイルまたは「クリップボード」を指定して、1行あたりの文字数を指定するだけ。あとは「印刷」を実行すればよい。
一般的な印刷用ユーティリティ同様、印刷に使うフォントを指定したり、印刷範囲を指定したりといったことも可能。印刷結果に行番号、段組間の区切り線、ページ番号を含めることもできる。
プレビュー機能は備えていないが、フォントサイズや行数などは、印刷前に確認できる。