「DeskTools」は、“パソコン使う上であったらいいな”と思える機能が詰め込まれたユーティリティ。登録された予定を確認できるカレンダーからメモ、アラーム、プログラムランチャ、高度なごみ箱まで、さまざまな機能を利用できる。メイン画面の表示内容や各機能の設定などは、ユーザの好みで細かくカスタマイズできる。

メイン画面は非常にコンパクト。大きなフォントで見やすいデジタル時計を中心に、機能呼び出し・設定ボタンが並ぶ。初期状態では月間カレンダーも表示される。カレンダーでは「今日」「平日」「日曜日」「土曜日」「特別日」などのフォント/背景色を個別に指定することが可能。干支・六曜を表示するエリアも用意されている。スケジュール機能で予定が登録されている場合、日付上にマウスポインタを乗せると、内容をポップアップ表示してくれる。

カレンダーからは、簡単にスケジュール機能を呼び出せる。種別を分けて予定を登録したり、「毎週×曜日」といった繰り返しの予定を指定したりすることが可能。アラームを設定することも可能で、指定時刻にメッセージ表示やサウンド再生で予定を通知してくれる。

ごみ箱（ファイル削除）機能は、特殊な条件でファイルがクリアされるもの。基本的なタイプとして、

• 指定日数経過後にクリアする
• 指定曜日にクリアする
• 指定容量オーバー時にクリアする

メモリ使用率やCPU負荷率、ディスク、バッテリーの残量状況などを確認できるシステム管理機能も搭載する。メイン画面へのドラッグ＆ドロップで、ファイル/フォルダを圧縮・展開したり、任意フォルダに移動したりといった機能も用意されている。

そのほかにも、Todoリスト、メモ帳、アドレス帳、ストップウォッチなど、“ちょっと便利”な機能が多数揃う。

「DeskTools」は、それぞれの機能がアイコン化されており、直感的で使いやすいのがよい。常時起動させておけば、急に何かメモをしたいと、予定が追加されたときにもすぐに対応できる。

ホットキー機能も搭載されており、「DeskTools」をタスクトレイに隠したり、各種ツールの呼び出し、カレンダーの日付移動など各種操作を割り振れるのもよい。頻繁に機能を呼び出したいユーザにはありがたい。とりあえずメイン画面にドロップするだけで、移動・削除・圧縮などファイル操作をまとめて指示できるのも、簡単操作で親切だ。

メイン画面の表示位置やカレンダーの表示方法、機能アイコンの表示/非表示をさらに細かく設定できると、さらに使い勝手が向上するだろう。

開発中に苦労した点
「OSのバージョンの違いや他の常駐ソフトとの相性で正常に動作しない等の連絡をユーザの方からいただいて、それらの原因を突き止め対応することが一番苦労した点です。

ユーザにお勧めする使い方
「予定、ToDoをメインにされる場合は、カレンダーと予定ウィンドウを常時表示するようにしておけば、いつでもチェックが可能となり、便利です。また、ランチャ機能にホットキーを割り当てておけば、キー操作によりカーソル位置に登録ソフトの一覧がポップアップ表示されるので、起動させるのに便利です。

今後のバージョンアップ予定
「現在本業が忙しく、バージョンアップがままならない状態が続いているのですが、スケジュール画面へのToDoリストの統合を予定しております。あと、時期は未定ではありますが「DeskTools2」も構想中です。メインをスケジュール関連において、「DeskTools」と同じようにWindowsを利用するのに便利な機能を付加したものにしたいと思っています。