「AuctionSentinel」は、Yahoo!オークションの「ウォッチリスト」または個々の出品（商品詳細）ページから情報を取得し、独自のオークションリストを作成するウォッチリスト拡張ソフト。手動/自動でリストを更新することで、入札条件や現在の入札状況、残り時間などをリアルタイムで把握することが可能。簡易Webブラウザ機能があり、一般的なブラウザと同様の画面で出品情報を確認できる。

メイン画面は、オークションリストエリアと簡易Webブラウザエリアからなる2ペイン構成。出品情報のオークションリストへの登録後は、外部のWebブラウザを開くことなく、オークションを監視できるのが特徴。オークションリストでは、残り時間の短い順に出品情報が並べられ（逆順も可）、終了日時と残り時間、現時点の入札件数/価格が表示される。リストの先頭には「ステータス」「注意」「関連」の各アイコン表示欄が設けられ、入札条件や進行状態などをひと目で確認できるようになっている。

• ステータス
  オークションの進行状況。「入札者人数（10名未満か以上か）」「終了日時まで1時間未満」「入札終了」などを示す
• 注意
  入札時の条件。「自動延長なし」「希望落札価格あり」「最低落札価格が設定されており、現在の入札価格がそれ以下」などを示す
• 関連
  オークションの補足情報。商品写真の有無のほか、ユーザ（自分）が出品者であることや、現在の最高落札者であることを示す

出品情報の更新（Yahoo!オークションからの情報取得）は、ツールボタンのクリックで行えるほか、一定時間（1分単位）ごとに自動で実行させることも可能。Yahoo!オークションの「ウォッチリスト」を定期的（1分単位）にチェックして、変更があった場合に更新させることもできる。

Webブラウザ画面では、出品情報ページ（商品詳細）をそのまま閲覧できる。他ページへのリンクにも対応し、出品者の評価や出品リストなどの情報を確認したり、別の出品情報のページから、新たにオークションリストに登録したりすることも可能だ。

オークション開催中の出品情報とは別に「終了分」のリストも用意され、終了した出品情報を自動移動するように設定できる。表示スタイルは開催中のリストと同じ。開催中/終了分の表示はワンタッチで切り替えられる。

リスト上にはツールバーがあり、出品情報の取得（リストへの登録）や削除、情報の手動/自動更新など、基本的な操作はツールだけで行える。さらに、ステータス欄などのアイコンによって、進行状況が視覚的に確認できる点もポイントが高い。

もちろん、ウォッチリストとの連携も可能で、例えばWebブラウザ画面のホームページとして「ウォッチリスト」を設定しておけば、あらかじめ外部のWebブラウザで、必要な出品情報をウォッチリストに入れておき、起動時にウォッチリストから、出品情報を一度にオークションリストに登録するといった使い方ができる（ドキュメントで推奨されている）。

なお、このWeb画面では、文字フォントやサイズ指定が行えるだけでなく、プラグイン、ポップアップウィンドウ、Javaなど（それぞれ個別に有効/無効を指定可）、ひと通りのWeb表示機能を備えている。URL指定によるWebページ閲覧も可能だ。

開催中/終了分リストを個別に管理できる点もとても便利で、Yahoo!オークションを頻繁に利用する人には、一度使ったら手離せない出品情報管理ソフトになりそうだ。

開発中に苦労した点
ヤフオク自身が常に改良を重ねているため、出品画面の仕様が変更になるたびに、変更内容を調べて対応するのが面倒です。

ユーザにお勧めする使い方
「AuctionSentinel」に登録した出品内容をデスクトップ上で閲覧しやすくした「AuctionTimeLeft」や、落札後の管理をする「AuctionAuditor」といっ作品と併用していただけると、ヤフオクを更に便利に活用できるようになるのではないかと思います。

今後のバージョンアップ予定
ヤフオク以外のオークション対応もできればと思っています。