ウィンドウの移動や拡大・縮小、スクロールを利用して、ボールをゴールに誘導する斬新なアクションゲーム。障害物だらけの迷路の中、ウィンドウの外枠を上手に使ってボールの移動方向をコントロールする。「WindowScroller」は、ウィンドウの外枠を使ってボールの動きを制御する、ユニークなシステムのアクションゲーム。普通のゲームでは、マウスなどを使って動かすのはウィンドウ内のオブジェクトだが、「WindowScroller」で動かすのはメインウィンドウそのもの。マウスを使ってウィンドウの位置を移動させたり、サイズを変えたりすることでゲームを進めてゆく。
ゲームのイメージは、
- デスクトップ上にある大きなマップの一部を、ウィンドウという覗き窓から覗いている
状態を想像すればよい。ウィンドウを移動させると当然、マップの表示される部分が変化する。ウィンドウ内にはボールが1個あり、ウィンドウの外枠を使って押すことができる。ウィンドウは、一定限度内で拡大・縮小させることが可能。スクロールボタンのクリックで、ウィンドウの位置はそのままに、マップの位置を上下左右に移動させることもできる。ルールは単純明快。スタート位置にあるボールの転がる方向や弾む方向をコントロールしてマップ上を移動させ、制限時間内にゴールまでたどり着かせればよい。ゴールに到着させることができればステージクリア。制限時間をオーバーしたり、壁や床、天井などと外枠との間にボールを挟んで割ったりするとアウト。そのステージの最初からやり直しとなる。
ウィンドウの操作はマウスで行う。ウィンドウの移動や拡大・縮小など、すべて通常のウィンドウに対する操作と変わりはない。
マップは、(最初期の)練習用ステージを除き、幾重にも折れ曲がって、迷路のようになっている。ボールを移動させる際の障害となる段差も多い。プレイヤーは、ボールの移動に合わせてウィンドウを動かし、ボールの移動できるルートを確保する。時にはウィンドウの拡大・縮小などを使い、障害物を外枠の外に追い出してボールがぶつかったりしないようにしなければならない。ウィンドウの移動できる範囲や拡大・縮小できる限界に達しても障害物が隠せないような場合は、スクロールボタンを利用するテクニックでクリアできる。
ステージによっては、段差以上にやっかいな障害物も登場する。例えば「スプリング」。スプリングに当たるとボールが跳ね飛ばされ、なかなか思い通りの方向に進めることができない。その後、ボールの移動が速くなってしまうのもやっかいだ。“適度に”速くなる分にはかえって都合がよいのだが、“速くなりすぎ”てしまうと、コントロールが格段に難しくなる。
床や壁に生えた「針」や、常に移動している「エッジ」といった、触れただけでボールが割れる障害物も存在する。当然、これらのそばではわずかなミスも許されない。
非常に手強いゲームだが、途中でゲームを終了したいときには、それまでのクリアステージやハイスコアなどをセーブできる。また、一度クリアしたステージは、あとから自由に選んでプレイすることが可能。オンラインランキング機能も搭載されており、ステージごとにランキングへの参加を選択できる。