スライディングブロックパズルの定番「15パズル」に、お邪魔モンスターや「すと〜り〜も〜ど」などの独自要素をプラスしたゲーム。次々とパズルを完成させ、イラストを集めて「まいぎゃらり〜」を完成させよう。「すらいどらいど!」は、「バジル」と「ヒュウガ」をメインキャラクタにした愉快なスライドパズルゲーム。プレイヤーは二人のキャラクタを使って、お邪魔モンスターと戦いながらパズルを完成させる。パズルの内容は、4×4のボード上に配置された15枚のパネルをスライドさせ、目的の形を完成させる「15パズル」と呼ばれるもの。ポピュラーなパズルゲームで、誰しも一度ならずやった経験があるだろう。
特徴のひとつが、「ライド」と呼ばれるモンスターが登場する独自ルールの追加。ライドは、パネル上に覆い被さって絵柄を隠してしまう妨害キャラクタのこと。消滅させるには「テンションメーター」を上昇させ、「必殺技」を発動させなくてはならない。
テンションメーターの値は、パネルを動かすごとに変動する。ただ動かしただけだと、1ポイントの加点。パネルが正しい位置に置かれると20ポイントの加点(HIT!)。正しい位置にあるパネルがそこから動いてしまうと10ポイントの減点となる。メーターの値が攻撃対象となっているライドの数字まで上昇すると必殺技が発動する。連続HIT!を発生させることで、Lv.2/Lv.3のさらに強力な技を発動させることも可能だ。
操作はすべてキーボードで行う。使用するのは上下左右のカーソルキーと【Enter】キー(またはスペースキー)のみ。カーソルキーは、押したキーに応じてボード上の空いているマス目に接したパネルが1枚だけ移動する。【Enter】キーを押すと、ライドの上に表示されている「攻撃対象アイコン」が次のライドの上に移動する。
用意されたゲームモードは「すと〜り〜も〜ど」「ふり〜も〜ど」「れんしゅうも〜ど」の3種類。なかでもメインとなるのは、全5ステージの勝ち抜きモード「すと〜り〜も〜ど」だ。「すと〜り〜も〜ど」では、とある美術館を乗っ取った謎の美女怪盗・ハテラとその手下のライドと戦い、すべてを倒して目的を達成するというストーリーを楽しみながらパズルにチャレンジできる。
シナリオは、使用するキャラクタによって異なり、パズルの難易度も変化する(「バジル編」が初心者向け、「ヒュウガ編」は中級者向け)。さらに、ノーコンティニューでクリアすると幻の6ステージ目が登場し、コンティニューすると難易度が低下するというおまけも用意されている。
「ふり〜も〜ど」はその名の通り、用意された5種類のレベルから好きなステージを選んでチャレンジできるモード。モンスターの登場する「らいども〜ど」と、登場しない「すたんだ〜ども〜ど」があり、一度「らいども〜ど」でクリアしたあとは、好きな方を選んでプレイできる。
「れんしゅうも〜ど」は、ルールの説明と簡単なテクニック解説が用意された練習用モード。「れんしゅうも〜ど」に含まれる「ふり〜れんしゅうも〜ど」は強力だ。お邪魔キャラのあり/なしとタイムリミットのあり/なしを選択できるだけでなく、プレイヤーの好みに合わせて難易度を自由に設定することまでできてしまう。
「すと〜り〜も〜ど」と「ふり〜も〜ど」でパズルを完成させると、その絵柄がギャラリーに登録され、以後、メニューから「まいぎゃらり〜」を選ぶことで、いつでも自由に閲覧できるようになる。ゲームに登場する絵柄は全部で21種類。すべて集めることもゲームの楽しみのひとつだ。