コンパクトな画面に多数の機能が詰め込まれた“オールマイティ”なソフト。「おうるまいて〜」は、便利なツール類をパッケージにし、ワンタッチで起動できるようにした多機能ユーティリティ集。ランチャ風のボタンアイコンやメニューから機能を呼び出し、サッと利用できる。タスクトレイに常駐させ、トレイメニューから機能を利用することも可能。
メイン画面に用意されたボタンアイコン(機能)は「テキストえでぃた〜」「多機能電卓君」「一括ファイル変換」「システム関係」「名刺・住所管理」「映画管理」「CD管理」など、計20個。さらに「ブロック崩し with スロット」というゲームをプレイできるほか、ランチャとしても動作するため、利用できる機能は全部で22種類にも上る。
「テキストえでぃた〜」はその名の通り、テキストファイルを編集するためのツール。一般的なエディタと異なり、画面上部に常にフォルダ/ファイルビューが表示される。編集したいファイルをクリックするだけで、すぐに編集対象を切り替えられる仕組み。大量のファイルをこまめに修正したいときなどに便利だ。
「多機能電卓君」は、四則演算はもちろん、メモリ機能や三角関数、指数、対数関数といった科学技術計算機能も備えた電卓ソフト。最小・最大公約数を求めたり、基本的図形の面積・体積を計算したりといったことも可能だ。「つい公式を忘れがちな円錐や球の体積」なども計算できる。計算時には、どの部分の大きさを入れればよいのかが図示される。
「一括ファイル変換」は、ファイル名および拡張子を一括変換できるツール。ファイル名には連番を付けることができ、番号の桁数や開始値も指定できる。
「システム関係」では、壁紙の設定や「Windowsの再起動」「Windowsのシャットダウン」などを行うことが可能。指定時間後にWindowsをシャットダウンさせることも可能で、最短30分後から最長9時間30分後までの範囲の30分単位で指定できる。エクスプローラの起動や「最近使ったファイル」メニューの消去なども可能だ。
データベース関連機能としては「名刺・住所管理」「映画管理」「CD管理」が用意されている。「名刺・住所管理」では、氏名・住所や勤務先、年賀状・暑中見舞いなどを送るかどうかといった情報を管理できる。「映画管理」では映画の題名、ジャンル、監督や主演俳優名などを登録できるほか、「鑑賞済」かどうかのフラグを設定できる。「CD管理」では、タイトルやアーティスト名、発売日、(収録)曲数や時間などを登録できる。
ファイルやアプリケーションなどのアイテムを登録して、ランチャとして利用することも可能。アイテムの登録はドラッグ&ドロップで簡単に行える。