任意のフォルダをパスワードで保護する“隠しフォルダ”作成ソフト。「Mr.HydeX」は、任意のフォルダにパスワードを設定して隠すことができるフォルダ保護ユーティリティ。元フォルダはリネームされた上、属性が不可視となり、隠された状態になる。不正アクセスなどから大事なファイル/フォルダを守るのに役立つ。
使い方は簡単だ。隠したいフォルダを「Mr.HydeX」アイコンの上にドロップし、表示されたダイアログでパスワードを設定するだけでよい。これで、元フォルダが別の場所に移動し、隠された状態になる。“隠し”操作が正常に完了すると、フォルダの移動先(フルパス)が表示される。パス情報は「Mr.HydeX」の本体ファイル(Mr.Hydex.app)のコメント欄に書き込まれ、「情報を見る」コマンドで確認できる。
元フォルダのあった場所には「Mr.HydeX」自身のエイリアスが、元フォルダの名前で偽フォルダとして置かれる。偽フォルダは、見かけ上はフォルダだが実態はエイリアス。ダブルクリックすると「Mr.HydeX」が起動して、パスワードの入力が要求される。
ユーザは、正しいパスワードを入力することで、
- 本物のフォルダをFinderで開く(隠す設定は継続)
- 隠す設定を解除する
のいずれかの操作を行えるようになっている。隠しフォルダの名前は、元のフォルダ名の先頭に「.」が付加されたもの。Mac OS Xでは、「.」からはじまるファイルは不可視属性となるため、移動先フォルダで不可視となる(エラーによって隠しファイルが見つからなくなったときなどに対処するため、不可視フォルダを強制的に可視化するツールが付属する)。