クルクルと回転する自機をコントロールして敵を破壊する“360度無限ループ型”シューティングゲーム。重力の作用で落下する機体を、噴射で制御しながら移動し、ステージ上のすべてのTARGET(ターゲット)を破壊する。「Separate Dimension 〜遙かなる時の陽炎〜」は、上下左右360度横回転する機体を使う、ユニークなシューティングゲーム。自機は、常にカーソルのある方向に機首を向け、カーソルの移動にともなってクルクルと回転する。ゲームフィールドには常時、下方向に重力がかかり、そのままにしておくと機体が落下してしまう。プレイヤーは適宜エネルギーを使って噴射しなくてはならない。
マップは上下左右すべての方向でループし、どちらの方向に進んでも、最後には元の位置に戻って来てしまう。自機の現在位置は、画面右上に表示されるミニマップで確認できる。
ゲームのルールは簡単だ。フィールド上で「TARGET」と表示された敵をすべて破壊すればミッションクリア。通常はフィールド上を移動し、その間、目についたTARGETを破壊してゆけばよい。ただしミッションによっては、最初のうちは隠れているTARGETもあるので、注意が必要。プレイヤーが破壊すべきTARGETの残数は、画面左下の数字で確認できる。
自機に搭載されている武器は5種類。基本となるのが「マシンガン」だ。一発の威力は弱いが、連射は速く、すばやく移動する敵にも命中させやすい。「ホーミング」は、ロックオンした敵を狙って飛び、ある程度の威力がある。「機雷」の威力はトップクラス。下にいる、移動しない敵に効果的だ。投下後15秒経つか敵の弾に当たると爆発する。「ミサイル」は、連射能力・威力ともにそこそこで、素直で使いやすい。「2WAY」は前後に弾を撃つもの。敵に囲まれたときなどには便利だが、無駄弾が多いため命中率によるボーナスは期待できない。
用意されたステージ数は全部で26。前半のステージは、敵の攻撃も激しくなく、ターゲットの数も少ないが、中盤以降はターゲットの数がグンと増え、敵の攻撃もどんどんと厳しくなる。ただしその代わり、前半には登場しなかった回復アイテムが登場するようになる。回復アイテムは、「ダメージ回復」「エネルギー補充」「ミサイル補充」「ホーミング補充」の4種類がある。
「Separate Dimension」では、「ダメージ」が満タンになるとゲームオーバーだが、「エネルギー」は0になっても自機が動けなくなるだけで、ゲームオーバーにはならない。このとき「どうしてもクリアできない」と思ったら、「リタイア」を選んでゲームを終了させることができる。
ミッションのクリア後は、リプレイデータの保存も可能。また、ゲームの開始時に「ステージ選択」を選ぶことで、一度クリアしたステージを飛ばしてプレイすることも可能だ。スコアさえ気にしなければ、失敗したステージから再開できる親切設計だ。
難易度は「Easy」「Normal」「Hard」の3段階から選択できる。難易度が高くなるほど、敵からもらうダメージが大きくなり、ホーミングなどの初期弾数が少なくなる(Hardで全ステージをクリアすると設定できるようになる、追加の難易度も存在するようだ)。