ソフトを開発しようと思った動機、背景
私は、多くの学習理論・教育方法についてすばらしい研究がなされているのに、教育現場では、ほとんどが活用されていないことを、とても不思議に感じていました。勉強が苦手な学習者は、やる気がないとか、努力不足だとか、精神論ばかり語られていて、教育方法を工夫しようとしていないのが現状ではないでしょうか。本当は、学習者の学習方法に問題があるのだと思います。このような現実を変えるためにも、学習理論に基づいた教育ソフトを開発しようと考えたのです。そこで私は、身近でありながら、人の命にも関わる最も大切な国家試験である運転免許試験の学科の勉強を、学習理論にもとづいた最善の効率で学習できるソフトを開発しました。学習理論の原理の詳細
学習者の実力レベルに合わせた問題を常に選んで出題しています。もちろん学習者の実力レベルや問題の難易度は、自動的に計算されています。苦手意識を持ってしまうような難しい問題を解いたり、物足りないようなやさしい問題を解いたりすることが、勉強嫌いのはじまりになります。また、解答したあとの正答表示を後回しにしたり、反応の鈍かったりするソフトは、学習効果が低下します。すぐに解説が表示されて、解答結果を確実に学習し、定着させることが、とても大切なのです。
開発中に苦労した点
単純で美しい理論を採用しています。ですから、開発も簡単ですぐにできると考えていました。ところが、予想に反して非常に繊細な修正が必要であり、試行錯誤の繰り返しでした。http://ww4.tiki.ne.jp/~yamabow/GakaBest/Genri.htm
ユーザにお勧めする使い方
運転免許試験は、100点満点中90点以上で合格ですから、通常なら90%以上の正解率を目指そうとしますが、このソフトを使うと、誰が挑戦しても正解率が90%程度になりますから、正解率はあまり気にする必要はありません。その代わりに、学習者の実力から判定される合格率を参考にしてください。信号機のように色で表示されます。
- 合格率が80%以上と判定されれば、十中八九合格することを意味する緑色で表示されます
- 合格率が50%であれば、合格する可能性は五分五分という意味で黄色で表示されます
- 合格率が30%であれば、合格する可能性が低いという意味で赤色で表示されます
ぜひとも、緑色である合格率80%以上を目指して、勉強を続けてください。今後のバージョンアップ予定
忘却理論による復習機能や適性診断による運転のアドバイス機能の開発を考えています。詳しくは、http://ww4.tiki.ne.jp/~yamabow/GakaBest/に掲載してゆこうと思います。
(まーくん)