Excelのxls、Wordのdocのように、よく利用するファイルの拡張子は覚えていても、エクスプローラなどでWindowsフォルダなどを表示してみると、種別不明な拡張子は多い。試しに、エクスプローラで「フォルダオプション」を表示し、「ファイルの種類」タブで拡張子を確認してほしい。関連付けされているファイルだけでも、たくさんの種類があることがわかるだろう。ハードディスクのメンテナンス時には、種別不明のファイルの扱いに頭を悩ますが、「WinExChange」を使えば、どういう内容のファイルなのか瞬時に教えてくれる。種別不明なファイルを抜き出し、拡張子を修正することもできる。Windowsシステムのアップデートや、アプリケーションプログラムの上書きインストールなどを繰り返したパソコンにとって、「WinExChange」は有用なツールとなる。
お勧めは、「SendTo」フォルダに「WinExChange」のショートカットを作成して、コンテキストメニューの「送る」を利用する方法。こうしておけば、ファイルを選択して右クリックし、「送る」メニューから「WinExChange」を利用できる。
パソコンが一般化するにつれて、ファイル種別を明示する拡張子はなるべく表示しない、隠すというのが流れとなっている。しかし、一定以上のスキルをもつユーザにとっては、拡張子は依然として重要だ。頻繁に利用するソフトではないかもしれないが、用意しておけば役に立つ場面は多い。拡張子の学習という面でも利用できるので、ぜひ利用をお勧めしたい。
(川越 裕之)