ソフトを開発しようと思った動機、背景
ディスプレイが年々高解像度になるにつれ、パソコンの文字や画像が小さく感じられるようになってきました。それで拡大ソフトを探してみたのですが、私の求めていた「マウスポインタ位置がリアルタイムにそのまま拡大される」ものが見つからなかったので、作ってみようと思いました。いままでに存在しないものだから、実現不可能なのかなと思ってましたが、幸いなことに透明レイヤを使って試したところ、できそうだったので作りはじめました。その他の背景としては、大きなディスプレイを買うお金がないので、ソフトでなんとかしようというエコロジカル? な精神と、同じ悩みを抱えている人のためになりたいという博愛? の精神から作りはじめたともいえます。
開発中に苦労した点
レンズの上でのマウスクリックは透過され、下のアプリに伝わるのですが、マウスの動きが激しいと伝わらないことがありました。普通の使い方では滅多に起きないので見過ごそうかと思ったのですが、思い直して二段構えの対処法を練ったことです。
苦労したわけではないのですが、「レンズ周辺を縮小表示」して球面っぽく表示するオプションは自分ではカッコいいなと思って作ったのですが、ユーザの方からは何の声もなく寂しい思いをしました。しばらく経ったいまでは、私もこのオプションは単に見た目だけかな、なんて思います。
ユーザにお勧めする使い方
初期設定ではOFFにしていますが、「振るジェスチャーで停止/再開する」をONにしてみてください。マウスを激しく左右や上下に動かすだけでレンズが消えたり出たりします。「老眼マウス」が邪魔になったらすぐに消せる親切設計です(笑)。
今後のバージョンアップ予定
公開時はドット単位の作業が楽になった等の声が来るかと思いましたが、文字が読みやすくなったという声の方が多数でしたので、文字を読みやすくするためにいろいろ変更を加えていきたいと思います。例えば縦方向だけに拡大したりとか……。
直さなければいけない点は、レンズ復帰時に元の位置にレンズが戻らなくて、画面外へ無駄にはみ出てしまうところです。
要望はメールとblog(http://blog.yukiyama.net/)で受け付けています。
フリーソフトですが、寄付やフィードバックがあると励みになります
自分のソフトの価値は金額にするとどれくらいかな……なんてわけではないのですが、寄付も受け付けています。ちなみに現在の私のソフト価値は0円ということです(泣)。「花火セーバー」を作ったときは、ありがたいことに20名の方から寄付をいただけたのですが……、「老眼マウス」は出来がダメなのか、それともそんな時代じゃないのか……。
おすすめのサイト
Windowsプログラムを始めたい方は「猫でもわかるプログラミング」からはじめるのがよいと思います。
(ゆきやま)