空中に浮かぶカラフルなブロックの上をひたすら走り続ける、シンプルなアクションゲーム。ブロックの段差や隙間などの障害をジャンプで乗り越え、より長い走行距離を目指す。「RUNNER」は、マウスの左クリックだけで遊べるシンプルなアクションゲーム。舞台は、世界の空に突如出現した謎の巨大人工建造物群(ブロック)。ゲームの目的は、主人公のキャラクタを操って、建造物群の上をひたすら走り続けさせ、ゲームオーバーになるまで少しでも走行距離を稼ぐことだ。
ルールは単純明快。プレイヤーキャラは、ブロックの上をひたすら左から右へと自動的に走り続ける。ただし、そのまま放っておいたのでは、あまり長く走り続けることはできない。ブロックとブロックの間に空いた穴から下に落ちてしまったり、ブロックの壁に阻まれて進めないまま画面の左端から押し出されたりして、ゲームオーバーになってしまうからだ。そうならないよう、キャラを適切なタイミングと角度でジャンプさせ、走行を継続させるのがプレイヤーの役割だ。
ジャンプ操作はマウスで行う。左ボタンをクリックすると、キャラは走行を止め、その場で腰を沈めてジャンプの準備をする。あとは、タイミングをみて左ボタンを開放すればよい。ボタンを押す長さが長いほど、キャラは高く跳び上がり、その代わり到達距離は短く、近くに着地する。ボタンを押す時間が短いと低く跳び、遠くの位置に着地する。ボタンを押している間は、キャラの跳び上がる角度を示す線が画面に表示されるので、線を参考にしてボタンを放すタイミングを計ればよい。
「RUNNER」には、二つの重要なテクニックがある。一つは「キャラを狭い足場に踏みとどまらせるために、ジャンプの予備動作を利用する」こと。穴が連続していて足場がほとんどないような場所では、着地したらすぐにボタンを押してキャラの自動走行を止めなければならない。
もう一つは「前方にすばやく進むために、低空のジャンプを利用する」ことだ。画面の左端近くにいて、そのままでは次のジャンプの予備動作も取れそうにないとき、このテクニックを使って、ポジションを改善する。
ゲームに登場するブロックは、「青」「黄」「橙」「緑」の4色。青は必ず1段、緑は4段と、色によって積み重なる段数が決まっている。また、背景が「昼間」「夕方」「夜間」「朝方」と、時間の経過につれて変化する。背景を見て「今回はどこまで到達できたか」がわかる。
キャラの走行距離は、画面中央上部に表示される。インターネット接続された環境では、ゲームオーバー時に走行記録を送信することで、他のプレイヤーの記録に加算され、「これまでの全プレイヤーによる走行距離の合計」を参照できるようになっている。確認画面では、「伊能忠敬が歩いた距離」「地球半周の距離」など、比較のための距離が表示される。さらに、送信した記録が上位50位以内に入っていれば、ニックネームを入力して、ネットランキングに登録できる。