壁紙用のシームレス画像やネームプレート、アイコン、ボーダーラインといった“小さな画像”を作成できるグラフィックソフト。素材やエフェクトが豊富で、思いのままの画像を作れる。「彩彩畑」は、Web素材の作成に最適な高機能グラフィックソフト。並べても継ぎ目のわからない壁紙用「シームレス画像」ツール(メインツール)を中心に、目的(作成する画像)ごとにいくつかのツールから構成される。他のツールとメインツールを連動させて操作することも可能だ。
メインツールである「シームレス画像」ツールでは、実際に作成・保存される画像を中心に、同じ画像を縦横3列、計9面が表示される。ユーザは、上下左右の繋がり具合を見ながら描画できるようになっている。描画に際しては、9面のどの部分にペンを置いてもすべての面に反映されるため、描きやすい。作成画像のサイズは32×32〜160×160ピクセルの7サイズから選択することが可能。既存の画像ファイル(BMP/JPEG/GIF)も編集できる(200×200ピクセル以下)。
描画アイテムは「ペン」「ブラシ」「ライン」「文字」の4種類。ペン先の種類や色、エフェクトは多彩で、例えば「ペン」であれば、ペン先に「影をつける」「縁をつける」「網掛けにする」といった処理を行える。また、画像の中に文字を置けるだけでなく、テキストを並べたシームレス画像「シームレステキスト」を作ることも可能だ。
画像の明暗、色の調整といった機能も充実している。明暗調整、RGBの強調、ソフト化、ノイズの付加といった基本エフェクトに加え、拡張エフェクトとして「色調整」「アート」「輪郭」「モザイク」「ぶれ」などがある。色分解や回転・反転などの操作も可能。作成した画像を壁紙として使った場合に、文字との調和を確認できる機能も備えている。
ソフトの最大の特徴が、シームレス画像を自動的に作成してくれる「無限素材」機能だ。「ベーシック」「壁面素材」「クロス」「アート」など、24種類にも及ぶカテゴリーが用意され、さまざまなパターンによるシームレス画像を自動生成してくれる。カテゴリーごとに多彩なパターンが用意されており、生成される画像はまさに「無限」といえる。
ツールとしては「シームレス画像」のほか、ネームプレートやボタンを作成するための「ネームプレート」、256色のアイコンを作れる「アイコン」、箇条書きの装飾などに使える「リストマーク」、飾り罫を作成できる「ボーダーライン」がある。作成する画像は、各ツール単独で扱うことも、ツール間で共有して使うことも可能だ。
他のツールとは方向性の違う、ユニークなものとして「かたちごっこ」が同梱される。点と点をつないで図形を描画するもので、作成した画像を「彩彩畑」本体側に呼び出して、再使用・再編集できる。さらに、拡張エフェクトを使うことで、「彩彩畑」本体で編集中の画像と合体させるといった処理も行えるようになっている。