メールボックスを“仮想フォルダ”として使えるようにしてくれるソフト。ドラッグ&ドロップで、簡単にファイルをアップロード/ダウンロードできるのが特徴。「MailDisk」は、「メールボックスを簡易ファイルサーバとして利用する」ことを目的に作成されたユニークなソフト。最近は、大容量メールボックスを無料で提供するサービスが増えてきたが、ファイル置き場として利用しようと思うと、メールの新規作成、ファイルの添付……と、結構面倒なもの。「MailDisk」を利用すれば、通常のフォルダにファイルをコピーするのと同じ感覚で、簡単にアップロード/ダウンロードできるようになる。
利用するための設定は一般的なメールソフトと同じで、特に難しい点はない。POP3/SMTPサーバ名、メールアドレス、ユーザID/パスワードを入力して、アカウントを設定するだけでよい。複数のアカウントを設定して、使い分けることも可能。オプションとして「APOPを使う」「POP before SMTPを使う」「SMTP Authを使う」を設定できるほか、「添付書類として送る」を設定することもできる。「添付書類として送る」を指定しておけば、通常のメーラで受信した場合でも、ファイルを取り出しやすい。設定は「.md」ファイルに保存される。
ファイルのアップロード/ダウンロードは、開いた「MailDisk」のフォルダウィンドウに対して(またはフォルダウィンドウから)ドラッグ&ドロップするだけでよく、Windows上での一般的なファイル操作と変わらない。
そのほか、表示モードを変更することで、「MailDisk」ファイルのほかに、メールボックスに残っている通常のメールを一覧表示させられる。リストで選択したメールを削除することも可能だ。
「MailDisk」は、MailDisk.exe(Ver.1.1.0で265KB)とmdファイルがあれば動作するため、USBメモリなどで持ち運び、外出先から利用することも可能だ。