複雑なアイテムやギミックがなく、純粋に“ブロック崩しそのもの”を楽しめる、オーソドックスなブロック崩しゲーム。インターネットランキングに対応し、ランキング入りした他のプレイヤーのリプレイデータを見ることができる。「3D BLoX」は、運や特殊アイテムなどに頼ることなく、純粋にブロック崩しの腕だけで勝負できる、オーソドックスなスタイルのブロック崩しゲーム。フィールド内のブロックをすべて破壊すればステージクリア。全5ステージ(レベル)を攻略すると、オールレベルクリアとなる。
最初のステージ「LEVEL 1」には、10×5のブロックが整然と並ぶ。以降、レベルが上がるたびにブロックの数が横1列(10個)ずつ増えてゆく。レベルによってブロックの並び方が変わるようなことはない。ただし、フィールド上のブロックは、時間の経過につれて少しずつ下りてくるので、この点には要注意。ブロックを破壊するのに手間取ると、状況はどんどんと厳しくなる。
ユニークなのは、ステージクリアしても画面が切り替わることなく、そのまま次のステージに進むこと。最後のブロックを消したからと、油断してボールを落としてしまうと、そのままロストボールになってしまう。落としてしまったボールがゲームの最後まで画面上に表示され続ける点もおもしろい。
バーの左右移動とボールの射出はいずれもマウスで行う。特殊なアイテムやギミックなどがないため、操作はシンプルだ。
「BALL REST」の数が0になるまで、いくつでも自由にボールを射出できることも特徴のひとつ。フィールドで“生きている”ボールの数だけ「JUGGLING」の倍数が掛かるため、ブロックを破壊したときはもちろん、すべての場合で高得点になる。また、JUGGLINGが×2以上の間はボーナス得点が加算され続けるので、ハイスコアを狙うならば、なるべく多くのボールを射出してコントロールするのがよい。もちろんその分だけ、ボールを失うリスクが高くなるのは言うまでもない。
ボールは、「E」と書かれたアイテムを拾うことで1個増やせる。「E」は各レベルに必ず2個ずつ用意されているので、確実に拾いたい。さらに「O」と書かれたアイテムも登場する。「0」を取るとバーにオプションが付く。バーをすばやく動かしたとき、残像のように表示されるもので、これでボールを弾くことができる。オプションは最大2個まで付けられるが、一定時間で消滅する。
リプレイデータの保存とネットランキングへの対応も「3D BLoX」の特徴だ。ゲームの終了後、プレイヤーの得点が(パソコンに保存されている)ランキングの10位以内に入るとネームエントリーすることが可能で、そのときのリプレイデータを保存できる。リプレイデータは、いつでも好きなときに再生することが可能。リプレイデータを他のプレイヤーとやりとりすることもできる。作者のホームページから、インターネットランキング上位100位までのリプレイデータをダウンロードし、再生することも可能だ。
インターネットランキングへの参加は簡単。ネームエントリーのあと、「そのプレイをインターネットランキングに登録するか」どうかが質問され、答えることで手軽に登録できるようになっている。プレイヤーの得点がインターネットランキングの100位以内に入ると、プレイヤー名、スコア、クリアレベル、リプレイデータがランキングページに自動的に登録される。