「なんでもメモ助」は、「スケジュール」「小遣帳」「メモ帳」「住所録」の四つの機能を持つ簡易データベース。各機能（分類）は独立した「パッケージ」として用意され、異なるパッケージや複数の同じパッケージを切り替えながら利用できる。カレンダーからすばやく登録画面を呼び出し、データ登録を行える。

データの登録は、カレンダーの日付をダブルクリックして呼び出せる入力画面から行える。データには「○」「×」マークを付加できるほか、文字色/背景色を指定することが可能。カレンダーに祝日や記念日を設定することもできる。用意された表示モードは「ページ」「集約」の2種類。1ヵ月分の全日付を表示するページモードと、データ登録日だけを表示する集約モードを切り替えながら使える。

スケジュールには、タイトルと内容を入力できる。同一日付に複数のデータを登録することも、もちろん可能。表示形式を切り替えることも可能で、タイトルのみの「一覧」、タイトルと内容の「詳細内容」、内容のみの「メモ」の3種類から選択できる。×マークが付加されたスケジュールだけを抽出表示させることも可能だ。

小遣帳では、大分類と小分類を指定し、収入・支出金額を入力してゆく。備考やメモを入力することも可能。分類はユーザが任意に追加できる。選択できる表示形式は、メモを除く情報と1ヵ月分の収入・支出の集計を表示する「一覧」と、メモを表示する「記録」の2種類。

住所録とメモ帳では、日付・曜日の代わりに表記が連番となる。住所録では名前/郵便番号/住所/電話番号の4項目、メモ帳ではタイトルと内容を登録できる。表示形式は、住所録が「一覧」「詳細」の2種類、メモ帳ではスケジュールと同じ3種類から選択できる。

ただ、初回起動時の新規ユーザ作成、分類作成の方法がわかりづらいように感じた。ダイアログに簡単な説明が表示されるとよいのではないだろうか。また、現状ではデータの出力機能が用意されていないが、印刷機能やCSV形式でのエクスポート機能などが用意されると、他のアプリケーションとの連携もしやすくなるだろう。

いろいろと要望を述べてしまったが、「なんでもメモ助」は、手軽に利用できるスケジューラを利用したい人にピッタリのツールだと感じた。

開発中に苦労した点
現時点で公開してるのはあくまでデータを入力するソフトですが、画面レイアウトや項目の役割を定義したりするソフトを別途、開発しており、見た目以上に開発には手間がかかってます。

ユーザにお勧めする使い方
基本的な使い方は単純にデータを登録するだけのメモ帳みたいなものです。気軽にどんどん登録していってください。いざ情報を知りたいというときには、抽出機能を使うことで、より簡単に知りたい情報がゲットできます。

今後のバージョンアップ予定
より、いろいろな種類のデータを管理できるようにしていきたいです。あと、画面レイアウトの変更や項目設定の変更ソフトも公開したいのですが、設定がかなり難しいので、どうやって公開へともっていくかが課題でもあります。