トリミング/リサイズといった基本的な編集から、フィルタ処理による特殊効果やアニメーションGIFの作成までを行える高機能グラフィックエディタ。「画像編集GzEditor」は、多彩な画像加工処理機能を備えたグラフィックエディタ。リサイズ、回転、反転などの基本的な加工はもちろん、色の補正や特殊効果といった高度な処理も行える。楕円や矩形、フリーハンドなどの選択ツールを使って選択範囲内のみを加工したり、選択範囲を反転させたりすることも可能。
画像のリサイズは、最小1ピクセルから最大16,384ピクセルまでに対応。初期状態で「バイキュービック」法で実行されるようになっており、滑らかな拡大・縮小を行える。画像全体のリサイズのほかに、選択範囲のみを対象にリサイズしたり、フォーム(ウィンドウ)を自由に拡大・縮小して、フォームサイズに合わせてリサイズ(変形)したりといったことも可能。トリミングでは、あらかじめ指定した固定サイズでトリミングできるモードが用意され、複数画像を一括して同じサイズにトリミングできる。画像の回転では、角度を1度単位で指定することが可能。傾き(シアー)補正機能も搭載する。
色変換では、色の反転、輝度・色相・彩度の調節、コントラストの強調や平均化、ガンマ補正などが可能。グレイスケール変換やディザリングを使ったハーフトーン化、1ピクセルあたりのカラー深度の変更なども行える。
エフェクト関連機能としては、ポスタライズ、メディアン、シャープネス、エンボス、ノイズなど、13種類の処理のほか、グラジエントやラプラシアン法など、計6種類の空間フィルタを利用した処理も行える。
そのほかにも、さまざまな加工処理を行うことが可能。
- RGBやCYMKなどのチャンネル別にコントラストを調節する
- 任意に指定した色をもとにモノトーン化する
- 画像とグラデーションパターンを合成する
- 複数画像を重ね合わせて1枚に合成する
- 複数画像をつなぎ合わせてパノラマ風の画像を作る
- クリッカブルマップ作成用の情報を取得する
- 鏡に映したような、中央で反転した画像(写像)を作成する
- 画像に3D風のロゴを入力する
- 表示中の画像を分割し、一部を他の画像と置き換えることでパズル風の画像を作る
- 指定フォルダ内の画像をスライドショウとして表示する
- アニメーションGIFを作成する
なかでもユニークなのがアニメーションGIF作成機能。個々の画像をフレームに割り当てて作成できるだけでなく、明るさ/色相変換/グレー変換/モザイク処理/回転などの処理が施された複数の画像を組み合わせて、自動的にアニメーションを作成できるようになっている。対応する画像形式は、JPEG/BMP/TIFF/PSD/GIF/PNG/ICOなど。画像形式の変換や画面キャプチャ、TWAIN対応機器からの画像取り込みなどにも対応。そのほか、ファイル容量を指定しての保存なども可能だ。