簡単な操作で、フォルダ/ファイルの名前を一括変更できるソフト。「ReNa X」は、操作性の高さとオプション項目の豊富さが特徴のリネームソフト。ドラッグ&ドロップで簡単に対象を設定することが可能で、指定文字列の追加や置換、文字数を指定した削除など、多彩なリネーム処理を行える。
処理パターンには、「先頭/末尾への文字列の追加・削除」「文字列の置換」「大文字/小文字の変換(半角英字のみ)」「指定文字列+連番への変換」といった一般的なものから、「ファイル種別を判断して拡張子を追加」「文字数を指定した一部削除」といったユニークなものまでが揃う。
特徴のひとつが、機能ごとに用意された詳細なオプション設定。例えば、「指定文字列+連番」では、連番は文字列の「前」「後」に付加することができ、付加する順序は元ファイルの「名前」「作成日」「変更日」のいずれかを選べる。「昇順」「降順」の指定も可能。開始番号は任意に指定でき、001〜999のように桁数を揃えることもできる。
「大文字/小文字の変換」では、頭文字だけを大文字にするといったことも可能。さらに、「文字数を指定した一部削除」では「先頭(末尾)から何文字」「何文字目から何文字目」といった設定をできるようになっている。
ユニークなのが、ファイル種別から拡張子を自動追加する機能。ファイルタイプごとに対応する拡張子(3文字/4文字)が登録された「拡張子辞書」が用意され、対象ファイルを判別して拡張子を追加する。辞書の内容はもちろんユーザが編集できる。
操作は、「処理の設定」ダイアログで設定を行った上で、ダイアログ内のアイコンに、ファイルまたはフォルダをドラッグ&ドロップするのが基本的な流れ。デスクトップアイコンへのドラッグ&ドロップにも対応している(最後に設定した処理が実行される)。
ファイル名変更の結果を、ログファイルに出力させることも可能。ログファイルを呼び出して、変換したファイル名を復元する機能もある。さらに、「処理の設定」を設定ファイルとして保存・読み込みできるため、複数の設定を用意しておき、必要に応じて使い分けられる。