大量のデジカメ写真をすばやく簡単に整理できるアルバムソフト。デジタルカメラからの取り込み時の自動分類、一括リネーム、レタッチ、HTML出力、画像復元など、豊富な機能を備えている。「MediaAlbum! Personal」は、シンプルなインタフェースで使いやすいデジカメ写真管理ソフト。パソコンへの取り込みから写真の整理、閲覧、レタッチ、出力まで、デジカメ写真の管理に関するひと通りの機能が揃っている。読み込み可能な画像形式は、BMP/JPEG/PSD/TIF/PPMのほか、メタファイル(WMF/EMF)、各社RAWファイル(CRW/NEF/X3F/MRW/SRF/ORF/DCR/k25)。「MediaAlbum!」シリーズは、機能により3エディションが用意され、「Personal」はミドルクラスにあたる。
メイン画面は、エクスプローラに似た構成。左側ペインにはツリービュー、または操作を補助してくれるナビゲータパネルのいずれかを選択・表示させられる。右側の画像リストの表示方法も「サムネイル」「サムネイル+コメント」「サムネイル+Exif」「詳細表示」の4種類が用意され、ファイル名/撮影日/種類/タイトル/キーワードなどでファイルを並べ替えられる。さらに、同じグループをまとめて表示する「グループ表示」も可能だ。
デジカメからの取り込みでは、取り込みと同時に振り分け/リネームを行うことが可能。撮影年月やカメラのメーカー名、モデル名によるサブフォルダへの自動振り分けと、撮影月日や任意の文字列によるファイル命名ルールを使うことで、振り分けとリネームを行いながら写真ファイルを取り込める。ファイル整理の基本的な作業は、取り込みと同時に完了するようになっている。
もちろん取り込み後でも、ファイルの一括リネームやタイムスタンプの変更を行うことが可能。Exif情報の表示/編集機能もある。さらに「ホルダ」機能により、画像をグループ分けして管理することも可能だ。
閲覧/プレビュー時にレタッチを行うことも可能。画像の閲覧/プレビュー用の「プレビューウィンドウ」では、ヒストグラムの表示やレベル補正のほか、明るさ、コントラスト、彩度の調整、リサイズなどの処理を実行できる。プレビューウィンドウ内にもサムネイル画像が表示され、レタッチ処理後の画像をプレビューできるようになっている。
ファイルは、フルページ/コンタクトシートの2種類の形式で印刷できるほか、BMP/JPEG/PSD形式で出力(変換)することが可能。さらに、テンプレートを使ったHTMLファイルの作成機能も備えている。
本体のほかに、画像復元ソフト「MediaRescue.R2」が付属し、削除してしまった画像を復元することもできる。