書籍の詳細なデータや読書開始・終了日、感想などをまとめて登録できる読書録データベース。「マーサの読書録」は、書籍および読書関連の項目(フィールド)があらかじめ設定された読書録専用のデータベース。読書録に必要とされる項目をほとんど網羅し、すぐに使いはじめられる。ユーザの用途に合わせて、項目などをカスタマイズすることも可能だ。
画面構成は、「書名」をはじめとした書籍データと、「感想」などの読書記録データを、1冊1画面に登録するカード型。大きな特徴は、項目が詳細で多岐にわたっていること。例えば、書籍データ関連では、「著作者・編者」に加えて「翻訳者」が、また「出版社」のほかに「叢書名」(シリーズの名前)といった項目が用意されている。項目数は、書籍データ関連項目だけで12にも上る。読書記録データ関連では、読書の「感想」のほか、「購入日」「読書開始日」「読了日」といった項目がある。実際に「読んだ版(第×版)」を登録することも可能だ。
書籍を分類するための「ジャンル1」「ジャンル2」と「判形」は、プルダウンメニューによる選択入力方式。文字列を直接入力することも可能で、選択肢にない文字を入力すると、メニューに追加される。
項目名および選択入力項目の選択肢をカスタマイズできることも特徴のひとつ。項目名ごとに表示・非表示を設定することも可能だ。さらに、文字の色/サイズ/スタイルは、項目名と内容で個別に指定できる。カードの基本的なレイアウト(項目の配置やサイズなど)は固定で、項目の行間のみを調整できるようになっている。項目を非表示した場合は、残りの項目の表示位置が自動的に調整される。
データの閲覧や入力を行うためのメイン画面のほかに、データをリスト形式で閲覧できる「一覧表示」画面もある。一覧表示画面では、項目の表示順と表示/非表示は、メイン画面の設定に依存する。
登録したデータは独自形式で保存される。保存データを上書きすると、自動的に元データがバックアップファイルとして残される仕組みで、誤って変更・削除してしまった場合でも、ファイルを復元することが可能だ。検索機能は、項目指定によるデータ内の文字列検索のほか、表示中データの「感想」欄を対象に行うことが可能。項目でデータをソート(文字コード順のみ、昇順/降順)することもできる。