ネットワーク接続している相手と、ブラウザ画面の共有やチャットによるメッセージ交換を楽しめるWebコミュニケーションソフト。リアルタイムで自分が見ているWebページを相手に見せられる。「AirWebChat」は、1対1でのチャット機能に、2画面のWebブラウザ機能が追加されたソフト。自分が閲覧しているWebページをリアルタイムに相手に見せることが可能で、表示中のページから相手にファイルをダウンロードしてもらうといった使い方もできる。TCP/IP接続により、インターネットまたはLAN環境で利用できる。
メイン画面は、Internet Explorerのブラウズエリアが左右に二分割されたような構成。IPアドレスまたはホスト名を指定して相手マシンに接続すると、左ペインには自分が閲覧中のWebページが、また右ペインには相手が見ているWebページが表示される。左ペイン/右ペインともに、一般的なWebブラウザ同様、リンクを辿って別ページにジャンプしたり、リンク先のファイルをダウンロードしたりといった操作が可能。ただし、相手が左ペイン(それぞれのオーナエリア)で表示ページを変更すると、それと同時に右ペインも連動して変わる。
チャット機能があり、チャットダイアログに名前と文章を入力して、相手とメッセージを交換できる。自分が見ているWebページの画面をキャプチャして、相手側に別ウィンドウで表示させることも可能。相手の表示ページ(右側)に自分の表示ページ(左側)を合わせる「URLの同調」機能も備えている。
相手との接続は、「AirWebChat」ウィンドウの「IPアドレスまたはホスト名」の欄に、相手先PCのIPアドレスもしくはホスト名を入力する。相手からの接続を待つ場合には「待機」ボタンを、自分から相手に接続しに行く場合には「接続」ボタンを押す。なお、必ずどちらかが先に「待機」状態になっている必要がある。接続にはポート4649を利用する。
IPアドレスを調べる仕組みも用意されている。「http://dog.tele.jp/lookup.php」にアクセスすると、利用中のグローバルIPアドレスが表示される。固定IPアドレスを利用していない場合には、自分と相手の両方でIPアドレスを調べて、教え合う必要がある。プライベートIP同士での接続も可能で、オフィスや家庭内LANで利用することもできる。