役割の異なる「トリコ」と「ロール」を操り、ステージ上のブロックを消して得点を競うパズルゲーム。一般的なパズルゲームのようにステージクリアを目指す必要がなく、プレイヤーのフィーリングで好きなようにプレイできる。「トリコ&ロール」はその名の通り、「3色」のブロックを使ってプレイするパズルゲーム。プレイヤーが操作するキャラクタは、トリコとロールの二人の女の子。能力の異なる二人を操ってステージ上のブロックを移動し、同じ色のブロック同士をくっつけて消すことがゲームの目的。もちろん、連鎖などで高得点を狙うことが可能で、制限時間の中で“試行錯誤”しながらのプレイを楽しめる。
トリコとロールは、いずれもブロックを動かすことができるが、移動できる方向が異なる。トリコは、目の前にあるブロックを押したり引いたりして目的の場所まで運ぶ「前後移動」。一方、ロールは、目の前のブロックを時計回り/反時計回りのいずれかの方向に90度ずつ移動させる「回転移動」が可能だ。トリコとロールは、ステージ上のブロックのない場所に自由に移動できるが、二人同時に存在することはできない。二人の入れ替えは、その場で瞬時に行える。
ゲームに登場するブロックは「赤」「青」「緑」の3色。トリコとロールは、自分の服と同じ色のブロックしか動かすことができない。つまり3色のうち、必ず1色は直接操作できないブロックがある。トリコとロールの服の色は、ゲーム開始前に3×2=6種類の組み合わせから選べる(二人が同色の服を着ることはない)。ステージ構成は固定されており、プレイのたびに変わるようなことはないが、どの色のペアを選択するかで難易度は大きく変化する。最も簡単なのは赤トリコ/青ロールの組み合わせなので、ゲームに慣れるまではこのペアを使用するのが無難だ。
用意されたステージは全部で9。ただし、すべてのステージにチャレンジする必要はない。苦手なステージや得点の稼げないステージはスキップしてもよいし、消しやすいブロックだけを消して得点を稼いだあと、面倒なブロックは無視してステージを進めてもかまわない。逆に、たとえステージ上のブロックをすべて消しても自動的にステージが進むことはない。制限時間の4分が経過するか、ステージ9を終了するとゲーム終了となり、画面に得点が表示される。
動かせないブロックを消す方法も、もちろんある。大連鎖を作って高得点を稼げる「カラーチェンジ」だ。例えば、赤トリコ/青ロールの場合、緑のブロックがカラーチェンジの対象となる。緑のブロックに隣接する位置で赤または青のブロックを消滅させると緑ブロックの色が変化する。消滅ブロックが赤なら青に、青なら赤にと、消滅したブロックとは逆の色になる。ただし、カラーチェンジが発動するのは「最後に移動させた」ブロックと隣接しているブロックのみ。手順を間違えると、緑ブロックの横で赤や青のブロックを消滅させても、カラーチェンジは起こらない。
カラーチェンジの結果、隣接したブロックと同色になった場合、連鎖が発生する。連鎖で消滅したブロックは、直前に消滅したブロックと合わせてコンボとしてカウントされ、ボーナス点を増やしてくれる。ゲーム終了後には、総手数(少ないほどよい)と総消去数によるボーナスが加算される。