オリジナル日時計の型紙を作成・印刷できるソフト。設置する都市を選択するだけで、その都市用の日時計を作れる。デスクトップに日時計を表示する機能もある。「Sundial Maker」は、日本国内はもとより、海外主要都市の、
- 日時計の型紙作成・印刷
- デスクトップ上での日時計のシミュレート表示
を行えるソフト。操作は、都市名を選んで印刷を実行するか、「デスクトップ日時計」ボタンをクリックするだけと簡単。選択できる地域として、日本および世界各国の主要都市が計400以上登録されており、リストからユーザが選択すると、緯度や経度を設定してくれる。日時計を作成する場合は、印刷された都市ごとの文字盤とノーモン(文字盤上に影を落とすための突起)の型紙から、ノーモンを切り抜いて文字盤上に組み立てれば完成する。「デスクトップ日時計」では、パソコンのシステムクロックにもとづいて日時計の動きをシミュレートし、時間の経過にともなって影が刻々と移動してゆく。
メイン画面では、選択した都市の緯度・経度が表示されるほか、磁気偏角や標準時差、均時差(真太陽時と平均太陽時の差)なども表示される。リストから都市を選択するほかに、都市名と緯度・経度を直接入力して、設置場所指定を行うことも可能だ。
動作モードは、「日付指定なし/現在時刻モード」「日付指定あり/自由設定モード」の2種類。日付指定なし/現在時刻モードでは、均時差による補正を行わないが、日付指定あり/自由設定モードでは、指定された日付で均時差補正を行って、日時計を作成する。また、「デスクトップ日時計」にも「現在時刻」「自由設定」の各モードがあり、自由設定では、スライドバーを動かすことにより、任意時刻の状態をシミュレートできる。そのほか、時刻は中央標準時と真太陽時の二つから選ぶことが可能だ。
日時計のデザインは、目盛の間隔を最小10分から最大60分までの5パターンから選べる。印刷用、「デスクトップ日時計」ともに文字盤や時刻の配色、背景画像などをカスタマイズできる。
そのほか、「計算条件一覧」で計算の基礎データとなる詳しい情報を参照したり、均時差や太陽赤緯のデータをCSVファイルやExcelに出力したりといったことも可能だ(Excelに出力した場合はグラフ化も行ってくれる)。