「ぱわしょ！」は、パワーショベルの操作を題材にした3Dシミュレータ。テーブルの上に乗ったミニチュアのパワーショベルを操作し、テーブルの周囲に置かれた三つの容器からインスタントコーヒーの材料を掬い上げて、コーヒーカップに運ぶことが目的。容器の中身は「インスタントコーヒーの粉」「粉ミルク」「砂糖」で、これらを、画面左上に表示されるオーダーにしたがって、記載されている数字よりも多くカップに運ぶことができればステージクリア。

オーダーされる粉の量は、もちろん毎回異なる。時にはコーヒーだけだったり、時にはコーヒーと粉ミルクだけだったりというように、1種類か2種類の粉だけを運べばよいときもある。ステージによっては、どうやっても1回では運びきれない量をオーダーされることもある。巧みなパワーショベルの操作で、注文をいかに手際よくこなせるかがプレイヤーの腕の見せどころだ。

ゲームのポイントは、車体そのものの移動と、「ブーム」「アーム」「バケット」の操作。ゲームに登場する粉は意外に固く、アームやバケットなどの角度が適切でないと、いくらショベルを振り下ろしても弾き返されてしまい、掘ることができない。たとえ掘ることができても、バケットの角度やアーム、ブームの角度などをうまく調整しないと、せっかく掬い上げた粉がこぼれ落ちてしまう。可能な限り多くの粉を一度に運び、なるべく少ない回数でオーダーをこなすには、それなりの熟練が必要だ。

また、パワーショベルが乗っているテーブルの上には、コーヒーカップの受け皿が障害物として置かれ、車体の移動や運転台を回転させる際の妨げとなっている。特に、砂糖を掬う際には結構邪魔になる。

ショベルの操作は非常に楽しい。いままで、工事現場で作業しているのを眺めることはあっても、実際に操作したことなどもちろんないため、とても新鮮な感覚だ。きちんと操作しないと、ショベルが地面に跳ね返されて掘ることができない、というのもよくわかった。

ただし、ゲームの完成度としてはβ版といったところだろうか。基本操作の部分は十分に完成しているが、ステージやミッションのバリエーション、制限時間や操作回数の制限などといった演出面がまだ弱い。これらの点が強化されさえすれば、さらにおもしろくエキサイティングなゲームになるだろう。今後がとても楽しみだ。

開発はじめからいまの形になるまで、だいぶ時間がかかりました。
（↑いろいろな事情があったりします）

開発中に苦労した点
接触判定、荷受判定に苦労しました。

今後のバージョンアップ予定
現バージョンは、まだ骨組みの段階です。今後、徐々に肉付けしてゆきたいと思っています。ユーザの方のご意見ご要望を期待しています。

それと作者は、現在半失業状態だったりします（残念！）、お仕事募集中であります（切腹！）。