対戦相手からお邪魔ブロックが送り込まれて来るだけでなく、配置を間違えると自らお邪魔ブロックを作り出してしまうという、ユニークなルールの対戦型落ち物パズルゲーム。レベルアップして手強くなるコンピュータ(COM)を相手に、スピーディな展開の対戦を楽しめる。「CrashMaster」は、同色のブロックを揃えて消してゆく、対戦型の落ち物パズルゲーム。ただし、上手にブロックを配置しないと、逆に自らピンチを広げてしまうという独自のルールがあり、エキサイティングでスピーディな展開が魅力になっている。COM対プレイヤーやプレイヤー同士の対戦はもちろん、COM対COMの対戦を観ることも可能だ。
ゲームで使用するカラーブロックは、正方形のブロックが2個つながっただけのシンプルなもの。プレイヤーは、カラーブロックを左右に移動させたり、回転させたりして位置を決め、狙った場所へと配置してゆく──“落ちゲー”ではおなじみのルールだ。
ただし、ブロック同士の結合は弱く、空中でブロックを横向きにして、段差のある場所に落とすと簡単に分離する。「CrashMaster」では、フィールドの床にちょうどブロック半分の高さの段差があり、縦方向のほか、山型・谷型、左右の三角矢印型の並びで、条件に当てはまるようブロックを隣接させればよい。
ブロックを消す(破壊する)ための条件は、
- 同色のブロック3個を隣接状態にする
こと。ただし、4個以上を隣接させると、たちまち邪魔な「灰ブロック」へと変化するので注意が必要。灰ブロックは、隣接したブロックを破壊することで一緒に破壊できるが、直接消すことはできない。また、ヒビの入ったものと入ってないものなど、硬さに違いがある。硬いものは、消すために何回も隣接ブロックを破壊する必要がある。多くの“落ちゲー”同様、「CrashMaster」でも「連鎖」の果たす役割は大きい。連鎖を決めると、対戦相手に灰ブロックを送り込んで、相手の手作りを妨害できる。連鎖のきっかけは当然、ブロック3個の隣接だが、連鎖中は4個以上の隣接でも破壊できるというルールがある(灰ブロック化しない)。
連鎖では、画面の中央下部の「POWERゲージ」の状態も重要。POWERゲージの目盛りは、自分が連鎖を決めると増加し、相手に連鎖を決められると減少する。ポイントは、ゲージの色で、相手フィールドに送り込む灰ブロックの硬さが変化すること。ゲージが短く、色が緑のときは「硬さ1」、中ぐらいの長さで黄色いときは「硬さ2」、ゲージが長く伸びて赤くなると「硬さ3」といった具合。つまり、相手に先駆けて連鎖を決めれば決めるほど、POWERゲージが伸びて、相手に送り込まれる灰ブロックが硬くなり、自分はどんどん有利になる。もちろん、連鎖を決めるほど、得点も高くなる。
用意されたゲームモードは「MISSION」「VERSUS」の2種類。「MISSION」は、1人プレイ専用のモード。全部で5ステージあり、勝ち進んでステージが進むにつれて、対戦相手のCOMのレベルが次々と上がってゆく。上位レベルのCOMはさまざまなテクニックを駆使して攻めてくるため、非常に手強い。ミッション開始前に、難易度を3段階から選択することが可能だ。
「VERSUS」は、プレイヤーの好みに合わせ、さまざまな条件を指定してプレイできる自由度の高いモード。対戦相手をHuman、COM Lv 1〜6の7種類のうちから自由に選択することができるだけでなく、ハンディキャップを設定したり、相手フィールドに送られるお邪魔ブロック量を変更したりすることが可能。ゲームのルールを多少、変更することもできる。
キーボードおよびゲームコントローラに対応。ゲームコントローラは最大2個まで接続できる。