テキストファイルに加え、Word/Excel/PowerPoint/PDF/Outlookに対応した文字列検索ソフト。「Keyword Inspector」は、テキストファイル内の文字列を検索する「テキスト検索」のほか、「PDF検索」「Office検索」の各モードを持つ文字列検索ソフト。「PDF検索」ではPDF文書を対象にした検索を、「Office検索」ではWord/Excel/PowerPoint文書やOutlookのメール/予定/仕事/連絡先/メモを対象にした検索を行える。すべてのモードを同時に利用することも可能。ファイル内容の全文検索だけでなく、ファイル名検索も行える。
検索結果は、ファイル名、キーワードを含む行の内容、ファイルのフルパス、キーワードの行/桁位置が一覧で表示される。テキストファイルの場合、表示された項目のダブルクリックでファイルが開き、該当個所にカーソルが移動する(使用するテキストエディタごとに、適切なパラメータを設定する必要がある)。また例えば、Word文書の場合は該当行が反転し、Excel文書では該当セルにフォーカスする。
OR/AND検索を行うことも可能。例えば「インターネット Web」のように、キーワードを全角または半角のスペースで区切るとOR検索を、また先頭に「&&」を付け、「&& インターネット Web」で検索を実行すると、AND検索を行える。「ファイル名/件名のみの検索」「大文字/小文字、全角/半角を区別した検索」もできる。さらに、正規表現を使った検索も可能だ。
設定画面では、検索対象フォルダを指定する「検索条件」に加え、対象ごとに「テキスト検索」「PDF検索」「Office検索」パネルが用意され、検索対象にする/しないを個別に指定できる。「Office検索」では、対象としてWord/Excel/PowerPointを個別に選択できるほか、Outlookのメール/予定なども個別に選択・指定できるようになっている。
「テキスト検索」では、対象ファイルを拡張子で設定することが可能で、あらかじめTXT/C/H/HTMLなど数種類が登録されている。もちろんユーザが新たに拡張子を登録したり、登録済みの拡張子を削除したりすることも可能だ。
そのほか、操作画面を標準サイズ/コンパクトサイズ(ミニマム)に切り替えたり、アイコン化してタスクトレイに入れたりする機能がある。ワンタッチでデスクトップ右下に表示させることもできる。