崩壊する世界の危機を救うため、さまざまなダンジョンを行き来する探索型RPG。個性的なキャラクタが登場し、壮大なストーリーが展開する。「イストワール」は、竜や天使などの不思議な生き物が普通に住む世界を舞台にしたRPG。世界は「北の果て」から徐々に崩壊しつつあるが、住民たちにはなすすべもない。そんな中、主人公のもとに「世界の崩壊についての会合を行う」という招待状が届く。指定された館には7人の「伝説に名を連ねるような英雄」たちが集まった。しかし、なぜか館の主人は不在。さらに、誰一人として外に出られないという異常事態に陥ってしまう。館から出るために必要な「同調の像」を最初に見つけた主人公は、世界を崩壊から救うための手段を単身で模索する。
ゲームの最大の特徴で、かつ注意すべきなのは「世界の崩壊」がプレイ時間と連動しているということ。プレイ時間が一定時間を超えると何が起こるのかは、実際にプレイして確認してほしい。
館内には外部の世界に繋がる不思議な扉があり、ここから外に出て探索を行う。外部にはモンスターなどの敵が徘徊し、敵はダンジョンの奥にいるものほど強くなる。同行者が多ければ探索や戦闘が楽になるが、扉をくぐるためには同調の像が必要。同行者を増やすには、外部の世界で同調の像を探し出す必要がある。同行者にできるのは館に集まっていた7人で、いずれも強力な能力を持つ個性的なキャラクタばかりだ。同行者は一度登録すると変更できない。また、解除はほとんど行えないので選択は慎重に行いたい。
館やダンジョンなどで特定の場所を調べると、「話題に●●を上げますか?」という表示が現れることがある。話題を上げた状態で、館内にいるキャラクタに話しかけると、「話題リスト」にある特定の話題について意見をしたり、ヒントをくれたりする。玄関ホールのメイドに話しかければ、不要になった話題をリストから削除することが可能で、自分が聞きたい内容に会話を誘導できる。
仲間になるキャラクタたちは、敵と戦ってレベルアップすることで自動的に魔法や特殊技能などを覚える。ただし、主人公が技能を覚えるためには「大結晶石」を見つけて、一定の数を消費する必要がある。技能には、ダンジョンのボスの弱点などを探れるものや、レベルアップ時に防御力や攻撃力を通常より多くもらえるものなど、さまざまなものが用意されている。特定の技能を習得することで、攻撃魔法などの高度な技能を習得する権利を手に入れられる。
「雪の舞う雪原」や「かつて栄えた砂漠都市」など、扉から行けるダンジョンは多種多様。ダンジョンごとにさまざまな敵が出現する。戦闘でポイントになるのが「属性」と「系統」。属性は、敵味方ともに備える「炎」や「水」などで、うまく把握することで戦闘を有利に進められる。武器の系統は「斬撃系」「射撃系」など4種類。敵が得意とする武器で攻撃しても、攻撃力が大幅に落ちてしまうので注意が必要だ。
ダンジョンで見逃したくないのが、各所に立つ「端末」の存在。端末を調べることでセーブを行えるほか、回復も図れる。「ポータル」や「端末掌握術」などの技能を習得していれば、館と端末の間をテレポートすることも可能だ。