上下左右に開く四つの「ドロワ(引き出し)」から、アプリケーションやファイル/フォルダにすばやくアクセスできる“ドロワランチャ”。マウスポインタの位置にランチャウィンドウを集める、ユニークな機能がある。「Flauncher」は、Mac OS Xのドロワを利用したユニークなランチャ。ランチャウィンドウにマウスポインタを乗せると四方にドロワが開き、ドロワ上のアイコンをクリックすることで、あらかじめ登録しておいたアプリケーションを起動したり、ファイル/フォルダを開いたりできる。ドロワは、使わないときには自動的に閉じるため、デスクトップの占有面積は小さくてすむ。
アイテムの登録は、設定ウィンドウ上の「イメージウェル」に、アプリケーションやファイル/フォルダをドラッグ&ドロップするだけと簡単。設定ウィンドウには、ランチャウィンドウ中央に表示されるアイコンと、四つのドロワに対応した計五つの「イメージウェル」がある。アイテムが登録されると、「イメージウェル」にはFinderと同じアイコンが表示されるようになる。アイテムが画像ファイル(PICT/JPEG/GIF/TIFF/PDF)の場合は、サムネイルが表示される。
Finderから直接、ドロワにアイテムをドラッグ&ドロップして登録することも可能。ドロップされたときの動作として「ファイル/フォルダを(ドロワに)登録」のほかに、「(ファイル/フォルダを)アプリケーションで開く」を選択することもできる。
ランチャは、任意の名前を付けて保存できる。ひとつのランチャに登録できる項目は最大4アイテムだが、複数のランチャを作成し、同時に複数のランチャを起動することも可能だ。
ソフトの大きな特徴が「Gather」機能。コンビネーションキー+マウスクリックで、ランチャウィンドウをマウスポインタの位置に集めるというユニークな機能で、複数のランチャも簡単に1ヵ所に集められる。集まったウィンドウは一定時間が経過すると、元の位置に戻る。元に戻るまでの時間はユーザが設定できる。コンビネーションキーは【shift】/【command】などのキーから選択・設定できる。
環境設定では、「アイコンをDockに表示せずに起動する」「任意スケールのグリッドを指定し、ウィンドウをこのグリッドに沿うようにする」「ドロワを開く操作をマウスオーバーでなく、マウスクリックにする」「ドロワが空の場合は開かない」などを設定できる。ランチャウィンドウ/ドロワのサイズを4段階から選択できるほか、アクティブ/非アクティブ時の透明度もそれぞれ設定できる。中央のアプリケーションアイコンの背景色などをカスタマイズすることも可能だ。