URLの抽出からダウンロードまでを一括で行えるダウンローダ。数多くの設定項目が用意され、さまざまな状況下でのダウンロードに対応する。「URLcollector」は、強力なURL抽出機能を持つ高速ダウンローダ。さまざまな方法でURLを抽出し、ファイルのダウンロードをサポートしてくれる。URLの抽出からダウンロードまでを全自動で実行することも可能。フィルタリング抽出、リンク追跡、分割ダウンロード、Basic認証対応など、多彩な機能を搭載する。スクリプトにより、カスタマイズや機能拡張を行うことも可能だ。
「URLcollector」では、URLの抽出とダウンロードは連携して機能するが、それぞれを単独で使用することもできる。ウィンドウは、URL抽出用とダウンロード用のものが個別に用意されている。「URL抽出ウィンドウ」では現在、ブラウザの表示しているページからワンタッチでURLを取り込むことが可能。Internet ExplorerやSafariのほか、Opera、iCabなど、主要なブラウザに対応する。URLの抽出は、URLを含むテキストファイルをウィンドウにドラッグ&ドロップすることなどでも行える。httpからはじまるURLの抽出はもちろん、ftpやmailtoなどからはじまるURLも抽出できる。
そのほかにも、最大30段のリンクを追跡できるリンク追跡機能や、拡張子や文字列で抽出・除外URLを指定できるフィルタリング機能などがある。フィルタセットは10パターンまで登録でき、そのつど選択して利用できる。
ダウンロード用のウィンドウには「シングルダウンローダウィンドウ」「マルチダウンローダウィンドウ」の2種類がある。いずれもレジュームに対応する。シングルダウンローダは、分割ダウンロードで大容量ファイルを高速にダウンロードするのに適した機能。マルチダウンローダは、1ウィンドウ最大10スレッドの同時ダウンロードにより、多数のファイルの一括ダウンロードに適している。ダウンロードウィンドウは同時に複数を開いて使える。
ダウンロードウィンドウにURLが追加された時点で、自動的にダウンロードを開始するオプションも用意されている。「URL抽出ウィンドウ」には、抽出したURLをダウンロードウィンドウに自動登録する機能があり、ダウンロードウィンドウの自動ダウンロード機能と組み合わせることにより、URLの抽出からダウンロードまでを全自動で行えるようになっている。
Rbスクリプトを追加することで、機能拡張やカスタマイズを行うことも可能。例えば、ダウンロード時に行われるフォルダ作成などを機能拡張できる。スクリプト言語には、REALbasicのRbScriptを使用する。
そのほかにも、任意の時刻に開始・終了を指定できるダウンロードタイマ機能、チャットソフト「みんなのチャット♪」からのURL抽出機能、常に前面に表示され、URL抽出ウィンドウ/ダウンロードウィンドウを呼び出せるドロップウィンドウ機能など、数多くの機能を搭載する。