ソフトを開発しようと思った動機、背景
「PD-Character『悠』」(以下「PDC」)の開発は1999年にさかのぼりますが、当時のデスクトップキャラクタはまだ実用的なものが少なく、- 「便利なデスクトップキャラクタを作ろう」
というのが開発のきっかけです。発表時はまだ名前も旧名の「Pentax Desktop Character」という名前でしたし、キャラクタ変更もできませんでした。しかし、ユーザさまからさまざまな要望をいただき、「PDC」はこれまでに多数の便利な機能を取り込んできています。現在の開発のコンセプトは、
- 便利であると同時に、初心者でも使え、上級者にも納得できる機能を持つこと
- 簡単に自作のキャラクタを作成できること
- 使用するユーザに合わせて機能をカスタマイズできること
となっており、初心者から上級者まで幅広く使えるようにしています。開発中に苦労した点
Visual Basicで作成されているため、さまざまな制約の中「どのように機能を実装するか」が一番苦労したところです。ですが、これを逆手にとって改良やデバッグのしやすさ、開発の迅速さを武器に、ここまで機能拡張をしてきています。また、機能面では初心者でも上級者でも満足いくように、機能のバランスとカスタマイズ制を持たせるのが大変でした。
ユーザにお勧めする使い方
常駐していると便利な機能を多く実装していますので、できればスタートアップに入れて使っていただきたいですね。メールチェッカやNTP時計合わせはもちろんですが、音楽再生や壁紙チェンジャなどもこだわりを持って作成していますので、ぜひ一度使ってみていただきたいと思います。
特に、音楽演奏機能に関しては19種類のファイル形式に対応していたり、音楽CDやMP3/MIDI等の異なる音楽形式を同時に連続再生やシャッフル再生が可能な点、プレイリストに手を加えずに一時的に音楽再生可能なテンポラリ再生機能など、他ソフトにない特徴を多く持っています。ぜひ、ファイルの関連付けを「PDC」に設定して、使っていただきたいと思います。
ホームページには「音声付きスキン」をはじめ豊富なスキンデータも用意していますので、好みのキャラで使っていただければと思います。慣れてきたら、自分専用のスキンデータを作成するのも楽しいかと思います。
今後のバージョンアップ予定
現状で一般的な機能はほぼ搭載しておりますので、ユーザに不必要な機能であまり本体を大きくしないよう、メモリ常駐量やPCへの負担を考慮し、今後は専用のプラグインソフトの方で機能拡張をしていこうと思っています。
「PDC」付箋紙プラグインの拡張・改良や、できれば「PDC」用のサブキャラクタ、インターネットを利用した偽AI機能なんてできたらおもしろいかと思っています。
(ほしみとみひろ)