インターネット上で公開されているタイムサーバを利用した時刻合わせや、内蔵時計の一時的な変更などの機能を持つ内蔵時計管理ソフト。ストップウォッチ機能やファイル/フォルダのコピー機能なども備えている。「時生 -Tokio-」は、パソコンの内蔵時計の管理を手軽に行えるソフト。機能は大きく分けて「システム時刻の時刻合わせ」「システム日時の一時変更」「ストップウォッチ」「定型コピー作業の登録実行」の4種類。設定画面は、機能ごとにタブに分けられており、わかりやすい。タブの表示/非表示を設定できる「まいタブ」を利用することもできる。
メイン機能の時刻合わせは、タイムサーバから現在時刻を取得して、パソコンの時刻を自動修正するもの。NTP/SNTPで取得できるほか、HTTPを利用して取得することも可能。企業などのファイアウォール内でもシステム時刻を修正できる。また、日本時間を0として秒単位で「時差」を調整することができ、海外でパソコンを使用するときも、簡単に現地時間に合わせることができる。手動での時刻・日付の変更も行える。
内蔵時計の一時変更機能は、ファイル作成/コピーの日時を変更したい場合や、違う日付で印刷したいといった場合に便利。任意の日時に変更できるほか、ワンタッチで日付のみを前日や翌日に変更することも可能。一時的に変更された日時は、「時生 -Tokio-」終了時に元に戻される。
ストップウォッチ機能では、通常のスタート/ストップのほか、Lap機能で三つまでのラップタイムを測定することができる。
定型コピー作業の登録実行機能は、あらかじめファイル/フォルダのコピー内容を登録し、コピーを簡単に実行できるようにしたもの。ローカルファイルをサーバや共有フォルダにコピーする際や、バックアップを目的とした定期的なコピーなどに便利だ。最大10個までのコピー内容を登録しておける。
設定により、表示位置の指定や「日時一時変更」をする/しない、HTTPでの時刻合わせの取得先(「独立行政法人 通信総合研究所」または作者の運営する「舞タウンサーバ」)の選択などが可能だ。スタートメニューに登録する簡単なセットアップ機能もある。