「DVD Manager」は、DVDタイトルを管理するための専用データベースソフト。DVDタイトルを「洋画」「邦画」「アニメ」「音楽」「スポーツ」「その他」の大ジャンルで分類した上、さらに「アクション」「ホラー」といった小ジャンルで分類し、管理する。タイトル名のほか、サブタイトルやエディション、BOX番号などを登録することもできる。

画面は「メイン画面」「詳細画面」で構成される。メイン画面では、DVDタイトルを一覧表示し、抽出などを行える。詳細画面では、タイトルごとの詳細情報を参照することが可能。またデータ登録も行える。詳細画面で登録できる情報は大きく分けて「評価」「作品情報」「DVD情報」「観賞履歴」の各項目。項目ごとにタブに分かれている。

• 評価：総合/画質/内容/シナリオ/キャストなどを5段階で評価する。「泣ける」「名画」といった印象をチェックできるほか、コメント・感想を登録する
• 作品情報：制作年/監督/受賞/出演者/声優/ストーリーなどを登録
• DVD情報：発売日/発売元/価格/枚数/音声情報/画面情報などを登録する
• 鑑賞日やコメントを登録する

• 大小のジャンル
• 評価（総合、DVD、映画）
• タイトル名
• 監督名
• サウンド形式
• 製作年

データベースというと「Microsoft Access」のような汎用ソフトが思い浮かぶが、データベースの設計が不要で、すぐに利用できる点が「DVD Manager」最大のメリットといえる。フィールドの追加や削除といった構成の変更は行えないが、用意された入力項目は多岐に渡っており、不満を感じることはほとんどないだろう。すべての項目を入力しなくても運用できるのは便利だ。

検索の容易さも魅力的だ。「Readme.txt」ファイルに記載されているように「1年間見ていなくて」「評価が4レベル以上で」「2時間以内の」「ドキドキわくわくの」「アドベンチャーもの」といった複雑な条件での抽出も簡単に行えるので、数多くのDVDタイトルから「さて何を見ようか」と考えたときなどにも便利に使えるだろう。

最近はDVDの価格も手頃になり、大量のタイトルを保有している人も多いと思う。「購入したDVDタイトルを手軽に管理したい」「せっかく買ったのだから、きちんとコレクションしておきたい」という人にお勧めしたい一本だ。

開発中に苦労した点
とにかく軽く・速く動作するようにすることを重視しました。外部データベースを使用すると接続エンジンが別途必要になり、ちょっと大げさなシステムになってしまいます。それを避けて、単体で軽く動作させる方法を探すのに苦労しました。

ユーザにお勧めする使い方
ただのDVDタイトルの棚整理のための一覧作成のためにだけ使うのではなく、「今日は泣ける映画が見たいな」「2年くらい見ていない、思いっきり笑える映画がいいな」のように検索し、そのときの気分に一番合ったタイトルを探し出してDVDを楽しんでもらえるとうれしいです。

今後のバージョンアップ予定
みなさまからのご意見・ご要望に応じて、どんどん改良していくつもりです！