小さな部屋の中でのうさぎと飼い主の生活を眺める“癒し系”ゲーム。「うさヤンの休日」は、何の変哲もないワンルームの部屋を舞台に、うさぎが飼い主を癒すというミニゲーム。登場人物は、ワンルームに住む飼い主とうさぎだけ。飼い主の「うさヤン」は、動物園でアルバイトをしており、ベランダに置かれたケージの中でうさぎを飼っている。
プレイヤーはうさぎになって、飼い主の部屋の中を動き回る。うさぎの動作の種類は、
- 床の上を歩く
- 前後左右に向きを変える
- ジャンプ
- 立つ・食べる・怒る・寝る
と限定されているが、アニメーションがよくできており、小さな動きもコミカルに表現される。うさぎの操作はカーソルキー、【shift】キー、ウィンドウ下のメニューボタンで行う。飼い主は、(休日のためか)テレビの前に陣取って後ろを向いたまま、時には寝転んだりもする。うさぎと飼い主が直接遊んだり、“会話”をしたりすることはできないが、飼い主がふと何かつぶやいたり、「かわいいなぁ」「遊びつかれたのか」などと話しかける“さりげないコミュニケーション”が交わされることもある。
部屋の中にはテレビやラジカセ、パソコン、本棚などの家具があり、このうちのいくつかは、(うさぎの動作とは別に)マウスクリックすることで少しだけ反応する。例えば、「干してある洗濯物が少し動く」「ラジカセから音楽が流れる」といった具合。単に「○○があります」という説明が表示されるだけのものもある。
窓やユニットバスのドアも開閉できる。こうして飼い主の部屋の中をうろうろと歩き回ったり、家具や物をちょっ触ってみるというお遊び(あるいはいたずら)の感覚が、不思議な雰囲気を醸し出している。
かわいい仕種でうさヤンを癒してあげると「かわいさ」ポイントが、イタズラをしてうさヤンを困らせると「イタズラ」ポイントが加算される。イタズラポイントが20に達するとゲームオーバーになる。