インターネット上のサーバから天気予報をはじめとする気象情報を取得し、わかりやすく表示してくれるソフト。インターネットに接続してボタンをクリックするだけで、最新の予報が手に入る。「WeatherReport」で取得・表示できる情報は、
の5種類。メイン画面に各項目ごとのタブが設けられ、ユーザはタブを切り替えて利用する。データは、気象庁ホームページなどから取得する。「週間天気予報」で確認できる情報は大きく分けて三つ。選択地域内各地方の24時間の予報を6時間ごとに区切って表示したものと、1日単位での週間天気予報、天気概況の文章だ。このうち24時間予報では、6時間ごとのリストにお天気アイコンが付けられ、予報、降水確率が表示される。1日単位での週間天気予報では予報のほかに、降水確率、最低・最高気温、信頼度を確認できる。信頼度は、予報に対して気象庁自身が発表した精度で、A(高い)〜C(低い)の3段階がある。ユーザが選択できる地域は都道府県単位となっている(北海道、沖縄はさらに数地域に細分化されている)。
「ピンポイント」は、「県選択」「エリア選択」「市区選択」の三つを指定して、ピンポイントの天気予報を確認できるもの。県選択を東京にした場合を例にとると、エリア選択では東京のほかに、伊豆諸島南部(八丈島)、伊豆諸島南部(大島)、小笠原諸島(父島)から選択できる。選択したエリアから、さらに市区を選択できる仕組み。予報内容は当日から翌日にかけての3時間単位と、1日単位の週間天気予報。3時間単位予報では、天気/気温/降水量に加えて、湿度/風向/風速も表示される。
「アメダス」は、東北、関東といった地域単位の地図上に降水量を示すマーカーをプロット表示するもの。「衛星写真」では、サハリンから中国大陸、フィリピン北部にかけての雲のようすを見ることができる。「潮汐予報」では、日本各地の検潮所での日の出/日の入りや潮高などのデータを1日単位で4週間分表示する。
最新データの取得は各タブに設けられた「最新状況 取得」ボタンをクリックするだけ。「週間天気予報」などのデータはCSV出力することも可能だ。
オプションでは、起動時に表示するタブの選択や予報データの自動取得、プロキシサーバなどの設定を行える。