Internet Explorerのコンテキスト(右クリック)メニューからキーワード検索を行えるようにしてくれるソフト。ユーザが自由に検索サービスを登録し、検索時に選択できる。検索サービスだけでなく、翻訳サービスなど、さまざまな情報サイトを登録することが可能。IEコンポーネントを利用したタブブラウザなどでも利用できる。「Laplace検索」は、IEのコンテキストメニューからキーワード検索を行えるようにする検索支援ソフト。あらかじめ任意の検索サービスを登録しておき、利用したいサービスを一覧から選択して検索を行う。実際に検索を行う際は、
- IE上で文字列を範囲選択し、マウスを右クリックして表示されるコンテキストメニューから「Laplace検索」を選ぶ
- 選択文字列が入力された状態で、小さな検索ウィンドウが開く
- 利用したい検索サービスを選んで実行すると、検索結果がブラウザに表示される
という流れで行う。「Laplace検索」を利用するには、あらかじめ「検索サービスの定義ファイルの作成」「設定ウィンドウへの登録」を行う必要がある。定義ファイルを作成するには、検索サービスのページでキーワード入力欄か検索ボタンを右クリックして、メニューから「FormMaker」を選択する。必要な情報が取得された状態で設定ウィンドウが開くので、ほとんどの場合はそのまま「OK」ボタンを押すだけと簡単だ。一般的なWeb検索サービスだけでなく、ニュースサイトのサイト内検索や、社内イントラネットの検索を定義することも可能。定義ファイルは「UTF-8」で記述されているため、他言語での検索にも対応する。XMLの知識があれば定義ファイルを直接編集することも可能だ。
定義ファイル作成作業が終わったら、「Laplace検索」のショートカットをダブルクリックして「laplaceRCS」ウィンドウを起動し、定義ファイルを一つひとつ任意のグループに登録してゆく。初期状態では「web検索」「辞書検索」「ニュース」のグループが用意されているが、好きなグループを追加したり、削除したりすることもできる。ただし、各グループに一つ以上の定義ファイルを登録しないと、結果を保存することができない。
「Laplace検索」には著名な検索サービス用定義ファイルがあらかじめ用意されており、この中から選ぶだけで新たに定義ファイルを作成しなくても使いはじめられる。定義ファイルは「web」「辞書」「ニュース」のほか、「PC」「TV」「買い物」など、計8ジャンル57種類が用意されている(Ver.2.11時点)。