操作が簡単で、毎日つけ続けられる小遣い帳ソフト。日々の支出や収入の記録・閲覧、費目別の月集計、グラフ表示、検索などの機能を備える。「がまぐち」は、毎日つけ続けられるよう、使い勝手に配慮された小遣い帳ソフト。画面はデータ入力を行うための「入力ウィンドウ」、収支記録の閲覧・集計、検索を行う「一覧ウィンドウ」と、「グラフウィンドウ」で構成される。起動時に「入力ウィンドウ」が開き、入力後は、(必要がなければ)「一覧ウィンドウ」でデータを表示することなく、そのまま終了することも可能。終了時に自動的にデータが保存されるため、気軽に起動し、データ入力を行える。
「入力ウィンドウ」には「年・月・日」「分類(費目)」「詳細(内容)」「金額」「支払(現金/カードといった支払い方法)」の各フィールドが用意されている。このうち「分類」と「支払」は、あらかじめ登録された項目から選択して入力できる。「金額」の入力エリアには四則演算機能があり、計算式をそのまま入力できる。例えば、「420*2+126*3」と入力すると、計算後の数値「1218」が表示される仕組み。
「一覧ウィンドウ(リストウィンドウ)」には、1ヵ月分の入力データが一覧表示される。初期状態ではすべてのフィールドが表示されるが、必要なものだけを指定して表示させることも可能。リスト上で既存のデータを編集したり、新しいデータを追加したりといったこともできる。
強力な検索機能を備えており、入力データを「日付」「分類」「詳細」など、各フィールド項目から検索できる。「日付」では、「1〜10日」といった連続した範囲のほか、連続しない複数の日付などを指定することも可能。「金額」では、最大値や最小値を指定することが可能で、「10,000円以上」「1,000〜3,000円」といったデータを検索できる。複数のキーを組み合わせた複合検索も可能だ。
「一覧ウィンドウ」には「収支計算」エリアもある。1ヵ月の支出・収入の合計額と収支額のほか、検索データの合計額と全支出額に占める割合(%)が表示される。
「グラフウィンドウ」では、月単位の「分類」別支出割合を「円グラフ」または「棒グラフ」で表示するほか、各「分類」の月ごとの変化を「折れ線グラフ」で表示する。対象となる「分類」を絞ってグラフ化することも可能だ。
設定で「分類」「支払」項目をカスタマイズすることも可能。データ入力後にも項目の変更・削除を行うことが可能で、削除される項目にデータがすでに存在する場合には、別の項目に振り替えられる。そのほか、グラフ表示時の色やデータの保存先なども変更できるようになっている。