なぜこのソフトを開発したのか
世の中の「動きのあるWebページ作成ソフトは高価で難しい」というのが、このソフトの開発動機です。世の中にはFlashやJavaScriptを使った「動いたり」「インタラクティブな」Webページがたくさんあります。しかし、それを作るには専用の高価なソフトや高度な技術が必要だったりします。「mifi」では、動きを「スライドイン」と「フェードイン」と「ズーム」に特化して、簡単に、動いてインタラクティブなWebページを作れるようにしました。また、その動きに、伸びたり、落ちたり、弾んだりといった、いわゆる「物理法則」を埋め込み、より自然な動きを再現するようにしました。ユーザにお勧めする使い方
一般的には「Webページ内のメニュー」という使い方が思いつきます。「mifi」の開発当初もそうシた使い方を想定していろいろな機能を付加してきました。ただ、実際にソフトウェアができあがってみると、単にメニューを作るだけのものにとどまらないことがわかってきました。マウスに反応するロゴマーク、マウスアクションから引き出されるアイキャッチ、サムネイルから浮かび上がる写真ページなど、さまざまな可能性をお試しください。また、「mifi」にはホームページがあります(http://www.motionExpress.net/)。ここにさまざまな「mifi」の使用サンプルを置いています。ぜひ、そちらもご覧いただき、さまざまな使用方法をご創造ください。
開発中に悩んだこと
「mifi」は保存ファイルをFlash(SWF)ファイルとして書き出します。また、それに付随させて、設定ファイル、使用画像などを別ファイルとして保存しています。この保存スタイルは、開発の容易性や、保存内容をファイル自体から解析(どんな画像を使ったかなど)することの容易性がありますが、逆に保存ファイルが多くなる傾向があります。Flashは外部画像としてはプログレッシブなしのJPEGしか読み込むことができません。したがって、透過GIFのようなものを効果的に使うことができません。今後「mifi」の保存スタイルをどのようにするか……ユーザフィードバックなどをもとに柔軟に対応していきたいと考えております。
今後のバージョンアップ予定
まず、動きのバリエーションとして「回転」を加えようと考えています。それによってさらに動きの幅が広がると思います。これは、できるだけ早く実現させたいと考えています。また、もともとの開発意図が「Webページ内のメニュー」であるので、「階層化」することも考えています。つまり、画像上にマウスを持ってくることで別の画像が表示される機能を付加しようと考えています。これはVer.2で実現させたいと考えていますが、ユーザフィードバックを鑑みて……時期を考えます。
(財団法人国際メディア研究財団)