CD-Rなどのメディアのさまざまな情報を記録・管理できるデータベースソフト。メディアをセットしてコマンドを実行するだけで、ファイル構成を登録し、高速に検索できる。「MMWaku2」は、数多くたまったCD-R/DVD-Rなどのメディアを“楽しく管理するため”に作成されたソフト。一見3分割に見えるメイン画面は、左側が登録されたメディア(ハードディスクドライブを含む)の内容をツリー表示するエリア。中央と右側は、ツリーで選択したフォルダの内容を表示するエリアと、データベースの情報を表示するエリアになっている。中央/右側のエリアは簡単に切り替えられる。
データベース情報は「プロパティ情報」と呼ばれ、「標準」「更新日時」「トップ10」の3枚のタブを切り替えて利用する。「標準」では、フォルダツリーやファイル一覧で選択した内容(メディア/フォルダ/ファイル)に応じて、
- 登録したメディアの枚数やファイル/フォルダの総数といった総合的な情報
- メディア名や全ファイルサイズなどのメディア情報
- 選択フォルダ内のファイルやサブフォルダ数などの情報
- ファイルそのものの情報(作成日やファイルサイズなど)
に切り替わる。「更新日時」では、日付間隔(期間)と時間帯を軸にファイルの更新日時をマトリックスで一覧表示する。「トップ10」は、「ファイルサイズ」「クラスタサイズ」「クラスタによる無駄なサイズ」を円グラフで表示するもの。上位10位だけでなく、1位から99位までの間で任意に変更できる。速度を指定してグラフを自動回転させられるほか、最も大きな値の区分を分割表示させたり、色や表示方法をカスタマイズしたりすることが可能。メディア内の情報をさまざまな角度から参照できるようになっている。
ファイル一覧では、表示モードの切り替え(大きいアイコン/小さいアイコンなど)や並べ替えといったエクスプローラ同様の操作を行えるほか、「ファイルにマークする」「ファイル名をクリップボードにコピーする」「ファイルにコメントをつける」「選択したファイル(の実体)をエクスプローラで開く」などの操作を行える。
ファイル名や更新日時、ファイルサイズなどを対象として、高速なデータベース検索を行うことが可能。ファイルにコメントを登録した場合は、コメントも対象に含められる。また、ユーザが選択したものだけを対象とすることもできる。検索を実行すると、メイン画面のタブが切り替わり、結果を一覧表示する。結果に対してさらに条件を追加し、絞り込み検索を行うことも可能だ。
ユーザは初回起動時に使用するデータベースを作成し、CD-Rなどのメディアを追加する。登録はメディア(ドライブ)単位で行い、ハードディスクなども登録できる。登録後に、フォルダツリーからメディアやメディア内のフォルダなどを選択することで、さまざまな情報が表示される。データベースは複数、作成できる。