リンク先にある画像を縮小表示することで、誤って不適切な画像を表示してしまうことを防止してくれるユーティリティ。「Groya」(グロ厭)は、Webページからリンクされた画像を、白いフィルタをかけた状態で縮小表示するソフト。誤って暴力やヌードなどの不適切な画像が表示されてしまうのを防止してくれる。インストールすると、Internet Explorerのコンテキスト(右クリック)メニューにコマンドが追加される。
利用できる機能は以下のもの。セットアップ時に導入する項目を選択する。
- Groyaでリンク先を開く
- Groyaで選択範囲を開く
- 最小ウィンドウでリンク先を開く
- 最小ウィンドウで選択範囲を開く
- Groyaでリンク先画像の一覧表示
- Groyaで連番画像の一覧表示
- Groyaで選択範囲から画像一覧
- 選択範囲から動画URL抽出
- 動画リンクの一覧
Webページのリンクをマウスでポイントして右クリックし、メニューから「Groyaでリンク先を開く」を選ぶとビューアが起動。ビューアでは、白いフィルタがかけられた状態で、リンク先の画像が縮小表示される。「最小ウィンドウでリンク先を開く」を選択した場合は、リンク先がIEの最小ウィンドウで表示される。リンク先が画像ではない場合は、あらかじめ用意されたシンボル画像が表示され、ダブルクリックするとリンク先の情報が表示される仕組み。ページからリンクされている画像ファイルのサムネイルを表示することも可能。「Groyaでリンク先画像の一覧表示」では、フィルタがかけられた状態で1ページあたり16枚の縮小画像が一覧表示される。一覧表示された画像に対しては一括保存、URL一覧などの各コマンドを実行できる。
リンクされている画像ファイル名に連番が使われている場合は、「Groyaで連番画像の一覧表示」を選択し、入力欄に「http://.../2004summer[01-50].jpg」のように、URLとファイル名の連番書式を指定することで、最大100個のサムネイル画像を表示することが可能。ページ内の文字列から画像リンクを抽出し、サムネイルを表示することもできる。IEに表示されている文字列を選択し、「Groyaで選択範囲から画像一覧」を実行すればよい。いずれの場合も、縮小表示された画像にマウスをポイントするとフィルタが解除される。画像をダブルクリックすることでIEが起動し、通常の大きさで表示される。
でリンク設定されていないURLを開くことも可能。IEでURL文字列を選択し、「Groyaで選択範囲を開く」を実行すると、リンク先が画像の場合は、ビューアに縮小画像が表示される(画像以外の場合はシンボル画像が表示される)。静止画像のほか、動画ファイルの抽出にも対応。「選択範囲から動画抽出」では、選択範囲内の動画リンクを抽出し、リンク一覧を表示する。「動画リンクの一覧」の場合は、ページから直接リンクされている動画ファイルの一覧が表示される。