「にうすリンカ」は、アサヒ・コムやCNN.co.jp、ITmediaといったサイトの提供するニュースを、IEなどのWebブラウザを使用することなく手軽に読めるテキストブラウザ。メイン画面は、「TOP」「社会」「スポーツ」「芸能」「IT」などのカテゴリー選択ボタン、記事タイトル表示エリア、巡回サイト選択などの設定エリアで構成される（カテゴリー選択ボタンは、サイトにより変わる）。記事タイトルのクリックで別ウィンドウ（記事ウィンドウ）が開き、記事本文を読める仕組み。記事タイトルはスクロール/交互切り替えから表示方法を選択できる。

記事ウィンドウでは、記事タイトル、本文のほか、ニュース取得元ページのURLを参照できる。ボタンクリックでWebブラウザを開き、取得元ページにアクセスすることも可能だ。

ニュースサイトは、アサヒ・コムなどのほか、YOMIURI ON-LINE、MSN-Mainichi INTERACTIVE、impress Watch Headlineなど、計9サイトがあらかじめ登録済み。必要部分を切り出すための区切り文字を設定することにより、これら以外のサイトをユーザが登録することも可能だ。登録済みサイトで、取得元となるHTMLの表記が変わった場合でも対応できる。

1分単位で自動更新の間隔を設定できるほか、自動更新のたびに表示サイトを切り替えることもできる。「にうすリンカ」起動時に更新するというオプションもある。

便利な機能に、更新時に指定のアドレス宛にメールで見出しを送信する機能がある。受信側が携帯端末である場合を想定し、指定文字数で分割送信するオプションが用意されている。

薄い色の横縞ラインが入った背景に、タイトル文字がコンパクトに並んだ画面は、Mac OS Xらしいデザインでとても美しい。また、最小のサイズなら、標準的なXGA（1,024×768）のディスプレイでの占有面積が1/10くらいなので、デスクトップにいつでも表示させておいても邪魔にならないはずだ。

Webサイトとして、主要な全国紙5紙とCNN、IT関連のメジャーなニュースソースがあらかじめ登録済みでおり、これらの情報を閲覧したい人には、特別な設定もなくすぐに使いはじめられる点もうれしい。各サイトの設定を編集する「サイト編集」機能に加えて、ユーザが新たにニュースサイトを登録することも可能だ。ただし、サイトの編集や追加の際には、各サイトのHTMLファイルソースを読んで理解した上、区切り文字や記事取得の手順を自分で設定することになるので、HTMLの最小限の知識は必要となる。

当初は特定のニュースサイトの記事だけでしたが、ページレイアウトの変更やいろいろなサイトに対応するためプラグイン形式として記事を切り出すことにしました。これにより、自分で読みたいサイトの記事を取得することが可能になります。さらに、最近のブロードバンドと携帯電話の普及により、外出先でもニュース記事が読めるようにメールの送受信にも対応しました。要するに、ニュースの更新があったときなどに、携帯電話のメールでニュース記事が読めます。

今後「にうすリンカ」は、ソフトの不具合があったり、ユーザの要望があったりした場合や作者の気まぐれ等で進化するかも……です。