「THE_ControlBall」で用意されているゲームモードは、「ノーマルコース」「ハンターコース」の2種類。各12面ずつで、両コースとも全ステージをクリアするとプレイできる「お楽しみ要素」が用意されている。すでにプレイしたことがあるステージを自由に選べる「フリー練習」もある。

「ノーマルコース」は、一般的なのブロック崩しと同様、設置されたブロックをすべて破壊していくモード。ボールを打ち返すためのバーは、自動的にボールの動きに追随したり、一定の速度で左右に動いたりする。「ハンターコース」では、決められた数の敵やボスが登場し、ボールで戦いながらブロックを崩していく。バーはなく、床や壁、ブロックや敵に当てて跳ね返す。すべての敵が出現すると次のステージに進むので、必ずしも全滅させる必要はないが、すべてを倒すとボーナス点が入り、反対にすべて見過ごすと減点になってしまう。

ステージごとにさまざまなブロックやアイテムが登場。ぶつかると減点される床や壁、ボールをぶつけるとレーザーを発射するアイテム、水中での酸素など、クリアや得点に直結するものが次々に登場する。うまく使い分けるのがポイントだ。また、ボールには「パワー」が存在し、左右に加速させることでパワーが上がる。敵を倒すには一定以上のパワーが必要となる。

第一に、ステージごとに時間制限を設けていること。しかもブロックを破壊して得た点数が時間の経過とともにどんどん減っていくので、高得点を維持するには効率よくステージをクリアしていかなくてはならない。水中ステージにおいては、一定時間内に気泡を接触して酸素を補給し続けないと、窒息してライフを失ってしまうといった仕掛けも用意されている。

第二に、ボールをできるだけ左右に動かす必要があること。ボールは左右に加速させたり特定のアイテムを手に入れたりしたときだけパワーアップし、ブロック破壊の得点が高くなるような仕掛けになっている。「ハンターコース」で敵を倒すためにも、ボールのパワーアップが必要。当然、ボールを左右に高速で動かせば動かすほど、バーに正確に当てるのが難しくなるし、ブロックも取りこぼしやすくなってしまう。難易度と自分の腕のバランスをうまくとるのがコツといえる。

そのほかにも、ボールに追随するようでいて思ったように動いてくれないバーや、アイテムを手に入れるには動いている目標に当てなくてはならないといったルールが、ゲームをさらにおもしろくしている。登場するアイテムの種類は豊富で、よく考えられて作られた、まさに新感覚のブロック崩しゲームだ。

開発中に苦労した点
バーを操作していたのに対して、ブロック破壊など、重要な役割を果たすボール自体を操作するということで、難易度の調整が一番大変でした。作りはじめたばかりのころは、すぐゲームオーバーになってしまったりと、とてもゲームとして成り立っていない状態でした。知人の意見も参考にし、少しずつ改善してきた結果、今に至っています。協力してくださった方々には感謝しています。

ユーザにお勧めする使い方
純粋にブロック崩しを楽しみたい方には「ノーマルコース」を、アクション好きな方には、敵が出現する「ハンターコース」をお勧めします。また、ボールの操作に慣れるまでは難しいと思うので、タイトル画面で少し操作してみたり、「フリー練習」モードを使って練習してみるといいでしょう。各コースをクリアすると出現するお楽しみ要素もありますので、ぜひクリア目指して頑張ってみてください。

今後のバージョンアップ予定
もっとおもしろい仕掛けを追加したいですが、現在のところ難しいかもしれません。まだバグも残っているので、その修正の方を優先しようと思っています。