複数のタブシート(編集画面)を切り替えて利用できる、タブ切り替え式のテキストエディタ。「貫太 -Kanta-」は、ちょっとしたメモを書き残しておくのに便利なテキストエディタ。タブ切り替えと連動した自動保存機能があり、タブを切り替えた際に自動的に保存が行われる。また、「貫太」終了時点にも自動保存される。次回起動時には、前回終了時のタブの状態に戻してくれる。
タブシートに入力した文章は「メモ」と呼ばれ、個々のテキストファイルとして保存される。メモを新規に作成する場合は、「無題」というタブシートが追加され、ユーザは自動保存のタイミングか、「名前をつけて保存」コマンドでメモ名(ファイル名)を指定する。メモ名はタブのシート名(見出し)として表示される。
特徴のひとつがメモに「ジャンプ機能」を埋め込むことができること。二通りの方法で、任意のポイント間を簡単に移動することができる。
- 行頭に「&0」〜「&9」(全半角は問わない)を入力しておくことで、ジャンプボタンで最大10ヵ所のポイントにジャンプできる
- 【Shift】+【Ctrl】+【0】〜【9】の数字キーを押して任意の行にマークを設定し、【Ctrl】+【0】〜【9】の数字キーでマーク行にジャンプできる
ジャンプした際に、カーソル位置をジャンプ行よりも指定行数分、上下にずらすこともできる。ボタンジャンプ機能はワンタッチでON/OFFを切り替えられる。検索、置換、行番号付加、日付/時間の挿入、上下のウィンドウ分割といった機能を備えるほか、文字列を範囲選択して文字数を数える機能もある。URLをダブルクリックしてブラウザで表示するクリッカブルURLにも対応。ほとんどの操作をキーボードで行うことが可能で、テキス入力時にマウスを操作する必要がない。タブシートの切り替えは【Ctrl】+【←】/【→】で行える。
印刷は、上下左右のマージンや行間の設定、行頭に行番号をつけて行える。ヘッダ/フッタをつけることもでき、任意の文字列のほかに、ページ番号やパス付き/パスなしのファイル名、年・月・日・時刻といったパラメータを指定して、左/中央/右位置に印刷できる。プレビュー機能があり、レイアウトを確認して印刷できる。