パスワード入力支援やランチャといった機能を中心に、数多くの便利な機能を提供してくれるデスクトップユーティリティ。「ArtTips」は、デスクトップ上でよく使われる機能をひとつにまとめたユーティリティ。マウスの右ダブルクリックなどですばやくメニューを呼び出し、さまざまな機能を利用できる。搭載されているのは、
- パスワード入力支援「ID PASSWORD」
- ランチャ
- 登録フォルダを開く「フォルダOPENER」
- 最大 50 個のデータを保持できるクリップボード拡張
- 文字列整形
- 画面キャプチャ
- 付箋紙
をはじめとした、実に多彩な機能。「ID PASSWORD」は、あらかじめ登録しておいたID/パスワードなどを、必要なときにメニューからすばやく入力できる機能。複数の項目を【Tab】入力などを挟みながら連続的に入力することも可能。グループ化して階層管理を行えるようになっており、最大20グループ、最大200セットを登録できる。ランチャ機能でもグループ設定を行うことが可能で、20グループ、300までのアイテムを登録できる。グループ内のアイテムを一括して開いたり、優先度を指定して開いたりできる。また、エクスプローラを「開く」「2個並べて開く」「閉じる」といった機能も用意されている。
「フォルダOPENER」は、登録フォルダ内のサブフォルダを階層的にサブメニューで表示する機能。数回のダブルクリックなどを行わずに、目的のファイル/フォルダをすばやく開ける。メニュー内でコンテキスト(右クリック)メニューを利用することが可能で、アイテムのコピーやショートカットの作成なども行える。
文字列整形機能では、他のアプリケーション上の文字列に対して「指定部分に引用符を追加する」「指定部分を記号などで挟む」「桁揃えや行末のスペースを削除する」といったことが可能。例えば引用符なら、最大10個まで登録可能で、場面に応じて選択して利用できる。
画面キャプチャでは、指定ウィンドウ/フルスクリーン、指定矩形領域のほか、スクリーンセーバの任意画像も保存することができる。スライドショウ形式のスクリーンセーバの静止画をキャプチャすることも可能だ。
そのほかにも、マウスホイール利用時に、「スクロールをするつもりが、つい誤ってコンボボックス内の操作をしてしまった」というミスを防げる「快適マウスホイール」や、URLを選択してクリックすることで、該当URLを開く「OEPN URL」といった機能などがある。「快適マウスホイール」では、ポインタの置かれたウィンドウに、フォーカスを強制的に移すオプションも用意されている。メニューの呼び出しは、右ダブルクリックだけでなく、さまざまな方法から選択できる。