気象庁のWebサイトでは、天気に関するさまざま実況・予想情報が公開されている。例えば、「天気分布予報」では、3時間ごとの予想天気（晴/曇/雨/雪）が地図上に色分け表示される。「お天気監視」は、気象庁サイトで公開されているこれらの画像（GIF形式）を取得し、ユーザが指定した任意監視地点の天気や気温を表示する。天気や気温などは、色分け表示されたRGB値で判別する。

「お天気監視」で表示できる情報は、

• 降水量実況・予想分布
• 降水量分布
• 天気分布
• 気温分布
• 降雪量分布

1. 実況・予想を見たい地点を地図上で設定
2. ボタンクリックなどで実況・予想情報を取得

メニューバーやツールバーといったものは用意されていない。起動したら観測する地域を指定、監視点を調整して、得たい情報のボタンをクリックするか、表示したい場所の欄をクリックすればよい。ヘルプファイルは、アーカイブの中にPDFファイルとして用意されている。

「お天気監視」は、天気予報を確認するといった基本的な用途のほか、地域ごとに気象の特色を考察したり、季節ごとの天気の変化を観察したりできる。天気情報という実益に加えて、気象に関する趣味的な情報も得られるツールといえる。

なお、気象庁が公開しているGIF画像は、同一のファイル名で提供されているため、ブラウザのキャッシュ設定を確認しておく必要がある。Internet Explorerの場合は「ツール」→「インターネットオプション」を選択し、「全般」タブの「インターネット一時ファイル」セクションの「設定」をクリックする。「設定」ダイアログボックスの「保存しているページの新しいバージョンの確認」が「ページを表示するごとに確認する」になっていればOKだ。

苦労した点
VB 6だとインターネットの画像をそのままでは収得できなかった点。いろいろと調べたら可能にするOCXがフリーで公開されているのを見つけて、できるようになりました。

お勧めの使い方
作っていてなんですが、天気予報を知るなら、もっとよいソフトがあると思います。画像を読み込んで判断するので、狭帯域なインターネット環境ではつらいと思います。普通の人ならば、その日の昼夜の天気さえわかればよいので、そのような予報のみを収得する軽いソフトの方がいいかもしれません。

本ソフトは予報精度の高い短時間予報の情報を短い時間間隔で収得するので、24時間先の天気を精度よく自動的に得たい人によいと思われます。できればこのソフトによって、多くの人が天気予報に興味をもっていただければと思います。

バージョンアップ予定
できればsigmarion IIIで動くようにしたいです。