パステル画や水彩画のような、やわらかいタッチの絵を描けるペイントソフト。描画色と下地色を混ぜることも可能。「PAL Paint 2」は、やわらかなタッチで独特の雰囲気を持つ絵を、簡単な操作で描けるソフト。画面は、
- 描いた絵の保存、筆の太さの変更といった操作関連のボタンがまとめられた「メインウィンドウ」
- 描画色のストックに加え、試し描きができる「パレットウィンドウ」
- 実際に絵を描く「キャンバス」
の三つの独立したウィンドウからなる。色や筆の太さを選び、キャンバス上でマウスをドラッグすることで、パステルを使ったときのような濃淡のある絵を描ける。絵を描くにはまず、キャンバスを作成する。キャンバスは縦と横をそれぞれ1ピクセル単位で指定することが可能。通常は白地のキャンバスが作成されるが、下地を指定色で塗りつぶすこともできる。描画色の選択は、メインウィンドウからWindows標準のダイアログを開いて行えるほか、パレットウィンドウに用意された125色と、選択色と白/黒によるグラデーションを組み合わせることで、ダイアログを開くことなく、好みの色を使えるようになっている。
描線は、エアブラシのように絵の具を吹きつけた感じで、マウスを速く動かすと淡く、ゆっくり動かすと濃くなる。描画時には「混色」「マスク」を利用できる。混色を使うと、すでに描かれている下地の色と描画色が混ざり、滑らかなトーンを作れる。マスクは、指定色を残す機能で、先に描いた部分を残して塗りつぶしたりする際などに便利。パステルで描いたあとで、水彩絵の具で彩色したような効果を上げられる。
対応する画像形式は、読み込みがBMP、保存がBMP/JPEG。パレットはファイル保存し、読み込むことが可能で、お気に入りの色をストックしたパレットを使い分けられる。そのほか、キャンバスの操作に対して直前の状態に戻れるUndo機能がある。