タイピング練習にRPGの要素を取り入れたソフト。初級者からキーボード入力の腕に覚えがある上級者まで、ゲーム仕立てで楽しく練習できる。「タイプショック」は、RPG風の画面で楽しみながらタイピング練習を行えるソフトだ。攻撃がアニメーションで表示されるウィンドウや、プレイヤー/敵キャラのステータスが表示される点など、画面構成はRPGでおなじみのもの。画面下部に表示される問題文をすばやく、かつ正確にタイピングし、敵キャラにダメージを与えてゆく。うまく入力し、敵のHPを0にすればステージクリア。逆に、入力ミスや入力に時間がかかると敵の攻撃を受け、プレイヤーのHPが減る。HPが0になると、ゲームオーバーとなる。ローマ字入力に対応する。
用意されたモードは「通常モード」「練習モード」「アタックモード」の3種類。問題文は計700が収録されている。メインとなる通常モードでは、ステージ/レベルなどを選択して、ゲームを開始する。レベルは、1秒間での要求入力速度を示したもので、1レベル上がるごとに0.125文字/秒ずつ数値が増える。最高のレベル49では6.125文字/秒の入力が必要。ステージによって選択できるレベルが異なる。ボスキャラとの対戦では、入力ミスを1回するだけで、敵から攻撃を受け、次の問題文に移ってしまう。各ステージの終了時にはタイプ時間、総打鍵数、総ミス数、平均速度、正確性、対応レベル、評価ランクが表示される。
練習モードは、通常モードをやさしくしたもの。練習内容は同じだが、ステージクリアの条件などが通常モードよりも緩くなっている。選択できるステージ/レベルは限定される。
アタックモードには「速度アタック」「正確性アタック」「ランダムアタック」「持久力アタック」の4種類がある。速度アタックと正確性アタックは、ゲームスタート30秒後から評価がはじまり、平均の打鍵数、ミスの回数が要求レベルを下回るとゲームオーバーになる。ランダムアタックは、6パターン計12問のランダム文字列を入力してゆくもの。持久力アタックは全100問で、文字通り持続力と集中力が問われる。
ローマ字の表記法は、ヘボン式/訓令式など、一般的に用いられるものであれば、正解と見なしてくれる。設定により、問題文表示の表記を変更できるほか、「ん」の入力を「常に[nn]あるいは[xn]で入力」などから選択できる。