さまざまなアプリケーションが、すべて一つのウィンドウの中にタブとして並んでいる様子はなにか不思議な感じだ。ウィンドウのタイプによってはタブ化できないものもあり、例えば、あるグラフィックソフトでは本体(およびドキュメントウィンドウ)はタブ化して取り込まれるのに対して、ツール類のウィンドウは外に取り残されていた。このようにウィンドウの性質上どうしてもタブ化できないものもあるので、自分が常用するソフトがタブ化に適しているかどうかが、使いこなしのポイントになりそうだ。また、アプリケーションをいつもフルスクリーンで使うような人にとってはタスクバーによる切り替えと大差なく、あまりメリットは感じられないかもしれない。
このような特徴さえ理解していれば、デスクトップの整理に大いに役立ってくれそうだ。特に大型のディスプレイを使っている人にとってウィンドウを分割して使えるのは大きなメリットで、エクスプローラを二つ並べてドラッグ&ドロップしたり、アプリケーションとエクスプローラを並べて使うと便利だろう。
なお、一部オプションの中には用語が難しかったり、どんな効果があるのかわかりにくかったりするものもあるので、できればヘルプの方で少し詳しく説明していただけるとありがたい。
(福住 護)